フランスと日本の大きな違いは、帽子を見ていれば、ある程度馬が特定できるとは行かないことだ。枠で帽子が決まる日本とはちがい、帽子まで勝負服の一部になる。
ターフヴィジョンも少ないフランスでは、勝負服を見て、自分の馬が来ているかどうか?確認するのがいい。勝負服を見て、レース観戦するのはいいが、勝負服デザインは、パドックや返し馬で見るか?
レーシングプログラムに書かれた暗号のようなアルファベットを読み取るしかない。胴、袖、帽子の順番に書かれている、プログラムを読みこなして、最後の直線を楽しもう。
セルクレ
シュヴロネ
シュヴロン
クテュール
クロワ・ドゥ・サンタンドレ
クロワ・ドゥ・ロレーヌ
ダミエ
ディアボロ
ディスク
エキャルトゥレ
エポーレット
エトワール
エトワール
ロサンジュ
ロサンジュ
ポワ
レイエ
トリアングル
トワ・ロサンジュ
トワ・ポワ
ユニ
ブラサール
セルクレ
シュヴロネ
クテュール
ダミエ
ディアボロ
エトワール
ロサンジュ
ミ
ポワ
レイエ
ユニ
セルクレ
ダミエ
エキャルトゥレ
エトワール
フランスの勝負服に”たすき”柄がないが、これは平地や障害の場合で、速歩では存在する。ただし、左右の向きが逆なのだ。左上から右下が欧州版。
また、袖に存在する、上下半分に分かれた”ミ”と言われる勝負服が存在する。
Jaune ceinture Bleu-clair m.jaune damier Bleu-clair Toque bleu-clair
(黄色の胴体に水色一本輪、袖黄色と水色の市松模様、帽子水色)
胴体は、Casaqueといわず、色から始まる。
袖は、m.とmancheを略すことが多い。
帽子も、t.とtoqueを略すことが多い。
Orange t.noir
(オレンジ、帽子黒)
無地の場合、わざわざUnieとは書かない。
袖、胴体が一色の場合、袖については表記しない。
日本の馬が、フランスの競馬に参戦する場合、どんな帽子柄になっているか?それも楽しみの一つ。