フランス競馬トップ > フランス競馬への誘い> フランス競馬のイントロダクション
フランス競馬への誘い
フランス競馬の歴史
フランスの地方競馬
フランスの平地レース
フランスの障害レース
フランスの速歩レース
フランスの名馬
フランス競馬の紹介

フランス競馬へのいざない

フランスの競馬も日本の競馬も基本おんなじである。ただ、いくつかのレースは、パリやその郊外のイベントとして、定着している。
とくに、6月のシャンティイ競馬場で行われる、フランスのダービーといわれるジョッキークラブ賞と、オークスにあたる、ディアヌ賞。日本馬の参戦活躍で沸いている世界ナンバーワンを決める凱旋門賞。これらは、みな、競馬にとどまらず、一大イベントとして、町中に広告もあふれる。また、速歩のレースは、さらに人気があり、1月のアメリカ賞、6月の共和国大統領賞も盛り上がる。障害レースも盛んだ。オートゥイユという障害専門競馬場が存在し、ここで、歴史ある、パリ大障害などが行われるのだ。
フランス競馬
フランスには、日本の約10倍の250以上の競馬場が存在する。いつもいつも、どこかでは競馬が開催しているのがフランスであるが、多くの競馬場は年数日しか開催されない。
競馬が開催されていると、その近辺では、他のイベントも行われている。
蚤の市であったり、お祭りであったり。
そういう時期だと、競馬にも、人も集まりやすいからで、たとえば、ニースのカーニバルの時期は、コートダジュール競馬場開催、夏の時期は、ドーヴィル競馬場など、シーズンで違う。
英国ほどではないにしろ、競馬に関わらず、定例行事、イベントカレンダーはずいぶん欧州では重要なのだ。いつも、この時期はこれ!というのは、バスの時刻表ですらそうなのだ。
フランス競馬
高級ブランドも、馬具屋さんが多い。
もとは、貴族所有の馬につけられた焼きごてのマークのことだったそうだ。
いまや、その単語が、高級なという単語の替わりに使われる。ブランド牛という単語となれば、馬ではなく牛になってしまっているが、ある意味正しいのかもしれない。
ロンシャン競馬場も、ナポレオン三世の命によって造られ、現在革命記念日に行われているパリ大賞(グランプリ・ドゥ・パリ)も彼によって始められた。
欧州の平地の芝競馬場に漂う気品は、そういった、歴史からくるものがたぶんにあろう。
いまでも、その流れは綿々とつづいているのだ。
凱旋門賞
イングランドのロイヤルアスコットのように、貴族と関係者が入るような、クラシックなものもあるが、フランスは常にオープンで、正装している人とそうでない人が、ごったにレースを楽しんでいる。
フランスには、凱旋門賞、パリ大賞等歴史のある由緒あるレースもあるが、人々の注目度と楽しさでは、ディアヌ賞が一番であるかもしれない。 オシャレの仕方も自由だ。目立てばよいといった帽子から、和服の日本人まで、色々。写真を撮られることを意識して、とられては移動していくファッションショーのような一面もある。この日もちろん、重要なのは、太陽に違いない。これが彩りに花を添える。