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日本競馬平地:The Japan Cup ジャパンカップ

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府中の坂とはいっても、欧州からしたら、ほぼ平坦。ロンシャンも3コーナー奥では10mの上り。アスコットだと20mは上りますから、2mとか4mとかは、坂の内には入りません。したがって、ドーヴィルのような平坦競馬場の良馬場で好走した馬が、おそらくここでは有利。

実際、2022のドーヴィル大賞で、ステイフーリッシュは2着。この時の勝馬、ボタニークは、凱旋門賞へは行かず、ロンシャンのドラール賞へ行き、10着大敗。このあたり、コース形状による、得手不得手があったかもしれません。

ちなみに、ドーヴィル大賞を勝った馬に、リアルシャダイがいます。慧眼ですね。

また、ノーザンテーストも日本で大活躍した種馬ですが、この馬、ロンシャンのフォレ賞勝馬。フォレ賞といえば、1400下りのみのハイペースレース。これの勝馬ですから、日本の競馬場は相性が良かったのかもしれません。

ナカヤマフェスタ凱旋門賞2着にも見える、馬場の軽重もあるのでしょうが、それだけではない、馬場の高低差も、日本と欧米では相当違うことがその適正の差に出ているように思います。

また、馬場も、重馬場であることが、日本の比ではないほど多い天候。

大雨は少ないですが、パラパラ振る小雨が頻繁にある欧州の天候も影響しているでしょうね。

華奢で今にも壊れそうな折り畳み傘を、差して足早に歩くパリジャンのイメージそのままの天候です。ザーザー振りはないですが、しとしとと、だらだら続く降ったりやんだりの雨が、ある意味パリらしい天気かもしれません。水は浮かないが、置く深くまでしみ込んだ水分。

そんなイメージを持って、日本にやってきた外国馬を探さないと、有名レース名と着順に騙されることになります。

タイキシャトルも、シーキングザパールも、ドーヴィルでG1を獲っています。

天候と馬場同様、競馬場の形態は、福島大得意のフェスティブキングのように、馬にとっても、とても重要なのだと思わされますね。

目次

2022 11 27 日曜 : Tokyo 東京競馬場

12レース – The Japan Cup ジャパンカップ 2022

15h40
平地 – G1 – 489 600ユーロ – 2400m – 18頭
3歳以上

予想印

–01  シムカミル  牡3  55  ブノワ
–02  オネスト  牡3  55  ルメール
–03  ヴェルトライゼンデ  牡5  57  レーン
–04  トラストケンシン  牡7  57  丸田
注05  グランドグローリー  牝6  55  ギュイヨン
単06  ヴェラアズール  牡5  57  ムーア
穴07  テュネス  牡3  55  ムルザバエ
–08  デアリングタクト  牝5  55  マーカンド
–09  ユニコーンライオン  牡6  57  国分優
–10  ハーツイストワール  牡6  57  武豊
–11  カラテ  牡6  57  菅原明
–12  シャドウディーヴァ  牝6  55  松山
–13  テーオーロイヤル  牡4  57  菱田
対14  ダノンベルーガ  牡3  55  川田
本15  シャフリヤール  牡4  57  Cデムーロ
–16  リッジマン  牡9  57  石川
–17  ユーバーレーベン  牝4  55  Mデムーロ
–18  ボッケリーニ  牡6  57  浜中

レース予想

平坦な感じのミュンヘンリーム競馬場の昨年の勝馬はアルピニスタ。凱旋門賞へ行って、凱旋門賞馬となった今年。

今年のバイエルン大賞勝馬が、穴07 テュネス。競馬場の形態からも、ここでの勝利は、一つ府中への適性を思わせるものですね。

アルピニスタがいないことは残念ですが、バイエルン大賞馬が、ジャパンカップ参戦してきたことは、一つの大きな興味です。

ただ、バイエルン大賞とジャパンカップは同距離ですが、タイムは20秒ほど違います。穴07 テュネスのタイムは、2分44秒33。このタイム、日本だと、2600走った方が早い(笑)。

ちなみに、穴07 テュネスの血統は、ミスタープロスペクター系にブランドフォード系モンズンと、ノーザンダンサー系のアンフワインが加わった、ギュイリアニ。独ダルマイヤー大賞馬ですね。母系は、オーエンチューダー系のトイルサム。この馬ロンシャン1400のフォレ賞馬で、そこが、ノーザンテーストと同じ。

母母父はアカテナンゴですから、ドイツらしい。この血統は、ヒシアマゾンを破ったランドを出してますから、ジャパンカップでは要注意の血統です。

こうしたところから、タイムは不安も、穴07 テュネスを推して、基本日本馬で固めたいと思います。

ちなみに、今年の凱旋門賞4着馬は、3歳のアルハキームでした。
5着馬が、注05 グランドグローリーです。

このアルハキームは新馬の時がドーヴィル出身。この新馬は4着だったのですが、この時の8着馬が、シムカミル。
両方とも、それぞれ、ギョームドルナノ賞を勝ったアルハキームと、パリ大賞でオネストの2着し、ニエル賞を勝ったシムカミルですが、その点においても、シムカミルよりは、アルハキームの方がドーヴィル適性が高い。

これと凱旋門賞で好勝負したのが、注05 グランドグローリーですから、凱旋門賞の結果もそうですが、オネスト、シムカミルよりは、注05 グランドグローリーの方が、府中でも上のような気がします。注05 グランドグローリーはドーヴィルのG1ジャンロマネ賞勝馬ですからね。

そうなると、昨年ジャパンカップ3着の本15 シャフリヤール軸のジャパンカップになりますかね?古馬では、注05 グランドグローリー。他は、3歳対14 ダノンベルーガ。そして、懐かしきヒシアマゾンのライバル血統になる穴07 テュネス。

ジャパンカップは外国馬が分からないから買わない。そう言って、毎年、鎌倉に紅葉を見に行っていたのですが、その最後の勝馬がランドでした。あのランドとヒシアマゾンの激闘から、外国の競馬に興味持ったのかもしれません。

復調途中のナリタブライアン6着ですからね。

どういう結果かわかりませんが、予想が難しく思えるジャパンカップに久々になりました。結果はどうあれ、難しい!これがジャパンカップの楽しみですものね。

レース結果

01着  単06  Vela Azul  R. Moore  2’23”07
02着  本15  Shahryar  3/4馬身  
03着  03  Weltreisende  クビ  
04着  08  Daring Tact  半馬身  
05着  対14  Danon Beluga  2.5馬身  
06着  注05  Grand Glory  クビ  
07着  02  Onesto  クビ  
08着  11  Karate  クビ  
09着  穴07  Tünnes  1.75馬身  
10着  17  Uberleben  ハナ  
11着  10  Heart’s Histoire  クビ  
12着  12  Shadow Diva  半馬身  
13着  04  Trust Kenshin  3/4馬身  
14着  13  T O Royal  1.75馬身  
15着  01  Simca Mille  ハナ  
16着  09  Unicorn Lion  クビ  
17着  18  Boccherini  2.5馬身  
18着  16  Ridge Man  4馬身 

レース展開

レース映像

穴07 Tünnes テュネス はスタート後後方。単06 Vela Azul ヴェラアズールも同じような位置でした。

01 Simca Mille シムカミルは前方へ行き3番手追走。

注05 Grand Glory グランドグローリーや02 Onesto オネストは中団でした。

しかし、直線に入ると、01 Simca Mille シムカミルはついて行けず後退。

その他の外国馬も、前にチャレンジする事出来ずの終了でした。

馬群をさばくのが大変なこともありますし、一瞬の切れ味勝負は、日本馬有利だったでしょうね。

それでも、06着 注05 Grand Glory グランドグローリーと07着 02 Onesto オネストはそれなりの結果を出した気がします。

こういう結果を見ると、ジャパンカップと凱旋門賞の上位5頭どうしがドバイで戦ったらどうなるの?を見てみたい気がしますね。

血統

勝った単06 Vela Azul ヴェラアズールは、ミスタープロスペクター系エイシンフラッシュ産駒。母父ヴァイスリージェント系クロフネ。府中が好きそうな血統ですね。

こぼれ話

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