長距離砲の夏の陣。秋のキャドラン賞、ロワイヤルオーク賞というあたりが目標になる馬たちである。
2024/07/13 金曜 : ParisLongchamp ロンシャン競馬場
9レース – Prix Maurice de Nieuil モーリス・ドゥ・ニュイユ賞 2024
19h37
平地 – G2 – 130 000ユーロ – 2800m – 5頭
4歳以上
予想印
–01 Alessio 03 M5 58.5 B. Murzabayev
対02 Double Major 01 H4 57 M. Guyon
単03 Sober 05 H5 57 A. Pouchin
本04 Shembala 04 F4 55.5 S. Pasquier
穴05 Ottery 02 F4 55.5 M. Barzalona
レース予想
基本的にメンバー構成を見ると、Prix Vicomtesse Vigier ヴィコンテッスヴィジエ賞の再戦ムード。
これに出走していた、2着、本04 Shembala シェンバラが優勢で、３着、対02 Double Major ダブルメジャーと、４着、単03 Sober ソベールが続くわけだが、–01 Alessio アレッシオと、穴05 Ottery オッテリーは格下になる。ただ、穴05 Ottery オッテリーは、Prix de Royallieu ロワイヤリュー賞１０着とはいえ、そうは離れていないんですけどね。
ただ、本04 Shembala シェンバラの相手は、意外とわからないという雰囲気が漂う。
単03 Sober ソベールでもG2Prix Kergorlay ケルゴルレイ賞勝馬なので、３強プラスアルファではありますかね。昨年のことではありますが。
対02 Double Major ダブルメジャーもサンデー系ダイワメジャー産駒なんですが、長距離はしりますね。母系は、ダンジグ系とはいえ、レッドゴッドや、ニジンスキーの血も引きますしね。
レース結果
01着対02 Double Major M. Guyon 3分09秒86
02着本04 Shembala 1馬身
03着穴05 Ottery 短クビ
04着 01 Alessio 半馬身
05着単03 Sober 2.5馬身
レース展開
先行していった、対02 Double Major ダブルメジャー。
ドイツの01 Alessio アレッシオが続き、大本命の本04 Shembala シェンバラは3番手。
坂手前で、本04 Shembala シェンバラは、対02 Double Major ダブルメジャーをロックオンしに行きます。
とらえて、つぶしに行く本04 Shembala シェンバラを横目に見ながら、対02 Double Major ダブルメジャーも負けじとグイグイ伸びます。
最後まで寄せ付けず伸び続けた対02 Double Major ダブルメジャーが勝利。12戦5勝11連帯5着以下なしの成績としました。G1ロワイヤルオーク賞馬ですからね。
血統
ノーザンテーストの仔たちは、ダートも走るイメージはありますが、乾いた馬場限定ではなさそうで、その意味では、ダブルメジャーがダイワメジャー産駒というのは、フランスに適したサンデーサイレンス産駒なのかもしれません。
ノーザンテーストは、フォレ賞馬だったと思いますが、こうして、ダイワメジャー経由で、こうして長距離走る産駒が出現しています。
もっとも、ダブルメジャーの場合、母系にダンジグ×レッドゴッド（レインボウクエスト）という血が入っていることは当然影響しているでしょうね。
こぼれ話
2023/07/14 金曜 : ParisLongchamp ロンシャン競馬場
9レース – Prix Maurice de Nieuil モーリス・ドゥ・ニュイユ賞 2023
21h25
平地 – G2 – 130 000ユーロ – 2800m – 6頭
4歳以上
予想印
本01 Sober 03 H4 58.5 M. Guyon
対02 Skazino 05 H7 57 C. Demuro
注03 Roberto Escobarr 07 H6 57 T. Marquand
単04 The Good Man 02 M6 57 A. Pouchin
–05 Palaimon 04 M6 57 Mlle M. Vélon
–06 Gagarin’s Moon 01 M5 57 S. Ruis
穴07 River of Stars 06 F4 55.5 T. Bachelot
レース予想
勝ちきれぬのだが、実績ある、単04 The Good Man ザグッドマンを、G2のPrix Vicomtesse Vigier ヴィコンテッスヴィジエ賞で破った、本01 Sober ソベール。
昨年、長距離重賞Prix Kergorlay ケルゴルレイ賞で、単04 The Good Man ザグッドマンを破った、対02 Skazino スカジノ。ここも有力だろう。
この３強に割って入る可能性のあるのが、英G3を勝ち上がった２頭、注03 Roberto Escobarr ルベールエスコバールと、同じく英G3勝の、穴07 River of Stars リヴァーオブスターズ。
レース結果
01着単04 The Good Man A. Pouchin 2分56秒45
02着穴07 River of Stars 3/4馬身
03着本01 Sober 短クビ
04着対02 Skazino 5馬身
05着注03 Roberto Escobarr 4馬身
06着 05 Palaimon 3.5馬身
07着 06 Gagarin’s Moon 18馬身
レース展開
対02 Skazino スカジノは少々出遅れ気味。ま、スローの長距離ですが。終始離れた後方から坂を上っていきます。
単04 The Good Man ザグッドマンは、4番手内で坂のぼります。
あわてず騒がず追い出した単04 The Good Man ザグッドマンの直線。
追ってきた2頭を、最後まで寄せ付けず、優勝。
もうほぼ3年間、本格化してから、17戦連続掲示板を外さない力は、伊達ではないですね。ただ、タイトルほしいですね。
血統
単04 The Good Man ザグッドマンは、ブランドフォード系マンデューロ産駒。母父サドラーズウェルズ系ガリレオ。
こぼれ話
22 07 14 木曜 : ParisLongchamp ロンシャン競馬場
9レース – Prix Maurice de Nieuil モーリス・ドゥ・ニュイユ賞 2022
21h35
平地 – G2 – 130 000ユーロ – 2800m – 6頭
4歳以上
予想印
対01 Quickthorn H5 57 T. Marquand
–02 Tip of The Spear H4 57 S. Planque
本03 The Good Man M5 57 T. Bachelot
–04 Diamantis H4 57 M. Seidl
単05 Jannah Flower F4 55.5 S. Pasquier
–06 Tangut F5 55.5 C. Soumillon
レース予想
対01 Quickthorn クイックソーンは、昨年のロワイヤルオークは大敗だったが、今年は、今の所G3を連続連帯中。
本03 The Good Man ザグッドマン。前哨戦のG2ヴィコンテッスヴィジエ賞3着。クラシックディスタンスから長距離はもってこい。
この2頭を除くと、格下と言えそうだ。
G2ヴィコンテッスヴィジエ賞5着だった馬Love Child相手に勝ってきた穴05 Jannah Flower ジャナーフラワーは、格下と言え侮れず。
レース結果
01着対01 Quickthorn T. Marquand 2分54秒83
02着単05 Jannah Flower 1.25馬身
03着本03 The Good Man 1.5馬身
04着 04 Diamantis 3.5馬身
05着 06 Tangut 4馬身
06着 02 Tip of The Spear 20馬身
レース展開
好スタートから逃げた対01 Quickthorn クイックソーン。
淡々と集団を引っ張っていきます。
そのまま、緩めることも、飛ばすこともなく、淡々と直線へ入っていきます。
結局、後続は逃げ切りを許しました。
スタミナ十分だったというべきでしょうね。
もう一つ上には、ここより強いメンバーとの力関係がどうかですね。スタミナは充分そうです。
血統
対01 Quickthorn クイックソーンは、サドラーズウェルズ系ナサニエル産駒。母父ダンジグ系オアジスドリーム。
母系にも、サドラーズの血が流れています。サドラーズウェルズの３×４という血統なんですね。
