アンガン競馬場で行われていた、年最後の障害重賞。アンガン競馬場が、速歩専用になったことから、コンピエーニュ競馬場へレースごと移動。2017年から障害コースのアンガン閉鎖に伴い、コンピエーニュへ移動。
3歳ハードル戦で、3歳G1戦線には間に合わなかった馬たちのレース。
勝馬には、Roll On Has ロールオンアス、Device デヴァイス、Polirico ポリリコ、Hôtesse du Chênet オッテスデュシェネなど、古馬になってから活躍する馬の名前も見られる。G1カンバセール賞で勝てずに回ってくる馬や、G2のコングレス賞のチェイスを勝ち、ハードルも挑戦という馬もいたりする。
2022 11 30 木曜 : Compiègne コンピエーニュ競馬場
4レース – Prix Général de Saint-Didier ジェネラル・ドゥ・サン・ディディエ賞 2023
13h25
ハードル – G3 – 135 000ユーロ – 3400m – 6頭
3歳
予想印
単01 Light Wave H3 66 K. Nabet
穴02 Bon Garçon H3 65 F. Bayle
本03 Diyashal H3 65 J. Charron
–04 Chimichuri H3 65 L. Philipperon
対05 Karakta F3 64,5 V. Morin
–06 Terra Bella F3 63 N. Gauffenic
レース予想
連勝でリステッドを制した、本03 Diyashal ディヤシャル。
クラス2完勝の、対05 Karakta カラクタ。
前々走リステッド勝の、単01 Light Wave ライトウェーブ。
前走クラス2勝、穴02 Bon Garçon ボンギャルソン。
レース結果
01着 対05 Karakta V. Morin 4’23”89
02着 穴02 Bon Garçon 短クビ
03着 06 Terra Bella 20馬身
04着 単01 Light Wave 5馬身
05着 04 Chimichuri 9馬身
落馬 本03 Diyashal -
レース展開
早目に落馬した本03 Diyashal ディヤシャルが空馬で追走するのを横目で見ながら、淡々と進みます。
最後はから馬がいなくなった後、対05 Karakta カラクタと、穴02 Bon Garçon ボンギャルソンの争いになりますが、最後の直線で先頭に立った穴02 Bon Garçon ボンギャルソンを差し返した対05 Karakta カラクタの勝利となりました。
連勝で重賞制覇の対05 Karakta カラクタは、3歳牝馬で、5戦3勝。
血統
対05 Karakta カラクタは、サドラーズウェルズ系、ノアイユ賞、プランスドランジュ賞馬のKARAKTAR カラクター産駒。母父ニジンスキー系3歳障害G1カンバセール賞馬のKADALKO カダルコ。父の母系は、ミスタープロスペクター系ではありますが、その母父に、ニジンスキー系のカヤージが入っていますから、ここはスタミナ源。
父系もニジンスキーが入り、母系もニジンスキーが入っています。カヤージとカドゥーダルですね。これに、サドラーズウェルズ系ですからね。スタミナの元は多いです。
こぼれ話
2022 11 30 木曜 : Compiègne コンピエーニュ競馬場
4レース – Prix Général de Saint-Didier ジェネラル・ドゥ・サン・ディディエ賞 2022
13h30
ハードル – G3 – 120 000ユーロ – 3400m – 5頭
3歳
予想印
単01 Janeiro Verde H3 66 J. Reveley
対02 Pacific One H3 65 G. Ré
–03 Benou H3 65 L. Philipperon
穴04 Joker d’Airy H3 65 B. Lestrade
–05 Jost H3 65 T. Chevillard
本06 Cour Suprême F3 63.5 C. Lefebvre
レース予想
少頭数。
前走重賞で人気の一角を占めた本06 Cour Suprême クーシュプレーム。落馬が無ければチャンスがあるはず。ただ、障害転向5戦で2落馬3勝と極端だ。
前走完勝だった穴04 Joker d’Airyは、–03 Benouに先着している。
単01 Janeiro Verde ジャネイロヴェルデは、前走クラス1で12馬身差快勝。
重賞3着だったが、対02 Pacific One パシフィックワンは、徐々にレース慣れしているように見える。
穴04 Joker d’Airy ジョケールデリーは、新馬10馬身差快勝。クラス慣れ必要かもしれないが、圧勝から、ここでも期待。
レース結果
01着 単01 Janeiro Verde J. Reveley 4’20”95
02着 05 Jost 4馬身
03着 03 Benou 9馬身
04着 対02 Pacific One 6馬身
05着 穴04 Joker d’Airy 15馬身
06着 本06 Cour Suprême 大差
レース展開
欧州の紅葉といえば、紅葉ではなく、黄葉が多い。コンピエーニュの木々も、チラホラ黄色の木々が見える。日本よりも一歩先に、秋色に染まる。だから、そろそろ落葉して冬支度である。
穴04 Joker d’Airy ジョケールデリーと、単01 Janeiro Verde ジャネイロヴェルデが、飛ばしていく。
最終周には、15馬身程の差になっていきますが、向こう正面では、ずいぶんと後続も近づいてくる。
最終コーナーで一団になると、単01 Janeiro Verde ジャネイロヴェルデが、外に持ち出して再び加速。
追わずに最後の障害を超えると、最後の長ーい坂を一気に上ってきます。抜群のスタミナで完勝。連勝で重賞を獲りました。
血統
単01 Janeiro Verde ジャネイロヴェルデは、なんども名前の現れる種牡馬サドラーズウェルズ系KARAKTAR カラクター産駒。3歳中距離G3を2勝している馬ですね。母父ノアイユ賞2着のサドラーズウェルズ系GREAT PRETENDER グレートプリテンダーで、サドラーズウェルズの3×4。ほんと、一昔前の凱旋門賞馬と遜色ない血統ですね。いまでこそダンジグ系の血がずいぶん入ってきましたが、障害では、サドラーズ全盛ですかね。