スタミナ自慢、それは、ばててはいないが2400では勝てない馬たちの印象である。むしろ3600を超えて印象的になる馬たちだ。
ただ、ここの勝馬は、長距離レースだからだろう、インパクト強い馬が多く、勝てば大スターの印象がある名物花形レース。
最近では、連覇したWesterner ウェスターナー。
勝馬には、印象あるところで、Le Miracle ルミラクル、Bannaby バナビー、Alandi アランディ、Gentoo ジェントゥー。
Kasbah Bliss カスバーブリスは、カヤージ産駒ですが、日本でもおなじみ、中山大障害を勝ったカラジと同じ。当然、Kasbah Bliss カスバーブリスは障害ハードル重賞3勝馬。
High Jinx ハイジンクス、緑軍長距離絶対王者のVazirabad ヴァジラヴァッド、フランケルの長距離砲Call The Wind、Holdthasigreen ホールドザシグリーン、愛セントレジャー馬Kyprios キプリオスなどなど。
2024 10 05 土曜 : Longchamp ロンシャン競馬場
6レース – Prix du Cadran キャドラン賞 2024
14h33
平地 – G1 – 300 000ユーロ – 4000m – 6頭
4歳以上
予想印
単01 Coltrane 01 H7 58 T. Marquand
本02 Kyprios 04 M6 58 R.-L. Moore
対03 Trueshan 03 H8 58 J. W. Doyle
穴04 Double Major 02 H4 58 M. Guyon
–05 Miss Cynthia 05 F4 56.5 L. Morris
レース予想
本02 Kyprios キプリオスは、愛セントレジャーを勝っての盤石参戦。
相手の、対03 Trueshan トゥルーシャンは、Doncaster Cup ドンカスターカップ2着で、昨年の覇者。同レースの4着が、単01 Coltrane コルトレーンである。
4000もこなすのか?ダイワメジャー産駒の、穴04 Double Major ダブルメジャー。
レース結果
01着本02 Kyprios R.-L. Moore 4’25秒36
02着対03 Trueshan 2馬身
03着単01 Coltrane クビ
04着 05 Miss Cynthia 9馬身
05着穴04 Double Major 10馬身
レース展開
本02 Kyprios キプリオスが、先行していきます。スタミナありますからね。
穴04 Double Major ダブルメジャーは2番手追走。
しかし、対03 Trueshan トゥルーシャンが、外から、本02 Kyprios キプリオスをマークして、2番手に上がります。
しかし、しかし、直線本02 Kyprios キプリオスは、かっちり押し切りました。最後まで脚止まらず。
血統
本02 Kyprios キプリオスは、サドラーズウェルズ系ガリレオ産駒。母父ダンジグ系デインヒル。
こぼれ話
2023 09 30 土曜 : Longchamp ロンシャン競馬場
6レース – Prix du Cadran キャドラン賞 2023
14h33
平地 – G1 – 300 000ユーロ – 4000m – 6頭
4歳以上
予想印
単01 Vert Liberte 04 H5 58 B. Murzabayev
穴02 Moon Wolf 06 H5 58 A. Pouchin
注03 Skazino 03 H7 58 M. Barzalona
対04 Trueshan 02 H7 58 Mlle H. Doyle
–05 Run For Oscar 01 H8 58 C. Demuro
本06 Emily Dickinson 05 F4 56.5 L. Dettori
レース予想
前哨戦のPrix Gladiateur グラディアトゥール賞で、3着、単01 Vert Liberte ヴェールリベルテ、4着、穴02 Moon Wolf ムーンウルフ、5着、注03 Skazino スカジノ。
Doncaster Cup ドンカスターカップ勝馬、対04 Trueshan トゥルーシャン。
Goodwood Cup グッドウッドカップ2着馬の、本06 Emily Dickinson エミリーディッキンソン。
レース結果
01着 対04 Trueshan Mlle H. Doyle 4’19”52
02着 穴02 Moon Wolf 4馬身
03着 05 Run For Oscar 3.5馬身
04着 注03 Skazino 半馬身
05着 単01 Vert Liberte 半馬身
05着 本06 Emily Dickinson 同着
レース展開
対04 Trueshan トゥルーシャンが先行していきます。
2番手には、本06 Emily Dickinson エミリーディッキンソンが続きます。
大勢変わらぬまま、最終コーナーへ2週目も下ってきます。
フォルスストレートでは、各馬手が動いている展開になりますが、直線に入ったとたん、突き放しにかかる対04 Trueshan トゥルーシャン。
ごったっがえす各馬との差は広がるばかり。
対04 Trueshan トゥルーシャン圧勝でした。
血統
対04 Trueshan トゥルーシャンは、ダンジグ系プラントゥール産駒。プラントゥールは、ダンジグ系の中距離ガネー賞馬であるから、長距離とは程遠い。
母父ストームバード系ジャイアンツコーズウェイであるから、マイルから中距離ランナーの猛者である。
スタミナは、母母父のロベルト系リアファンからであろうか?
馬場が、重くなかったことも良かったのかもしれないが、重い馬場でも、2年前にこのレース勝っていますからね。
ジャイアンツコーズウェイは、ロベルトと、レッドゴッドの血も持ってますから、そういうところもこの馬のスタミナを支えているのかもしれません。
こぼれ話
2022 10 01 土曜 : Longchamp ロンシャン競馬場
6レース – Prix du Cadran キャドラン賞 2022
16h25
平地 – G1 – 400 000ユーロ – 4000m – 12頭
4歳以上
予想印
–01 Goya Senora H6 58 G. Benoist
–02 Almacado Gree H7 58 T. Piccone
本03 Quickthorn H5 58 T. Marquand
–04 Tashkhan H4 58 B. Robinson
–05 Sapienti H7 58 Mme M. Havelkova
穴06 Skazino H6 58 M. Barzalona
対07 Kyprios M4 58 R.-L. Moore
–08 Vivienne Wells F5 56.5 B. Murzabayev
単09 Joie de Soir F4 56.5 M. Guyon
注10 Princess Zoe F7 56.5 J. Sheridan
–11 Lismore F5 56.5 S. Pasquier
–12 Lubiane F6 56.5 Mlle M. Vélon
レース予想
ロンズデールカップを圧勝した本03 Quickthorn クイックソーン。
長い所合いそうな気配。
対07 Kyprios キプリオスは、圧倒的人気の可能性もあるが、これは、斤量が鍵。
軽い方がいいのではなく、重い方が好成績なので、今回軽斤量がどう出るか?
ただ、ゴールドカップは斤量軽いですが、強かったので、距離と斤量の合わせ技では、やはりこの馬か?
単09 Joie de Soir ジョワドゥソワールは、圧倒的ではないが、相手なりに走れるのが強み。
昨年のこのレース最先着4着が穴06 Skazino スカジノ。長距離馬とも思えぬ血統だが、母Skallet スカーレットの仔たちは皆走る。
昨年のゴールドカップの2着馬で、昨年のこのレースは、穴06 Skazino スカジノの次入線の注10 Princess Zoe プリンセスゾエ。
いまだ衰えずの女傑。
レース結果
01着 対07 Kyprios R.-L. Moore 4’31”62
02着 02 Almacado Gree 20馬身
03着 04 Tashkhan 1.25馬身
04着 注10 Princess Zoe 1.25馬身
05着 11 Lismore 1.5馬身
06着 本03 Quickthorn 18馬身
07着 05 Sapienti 9馬身
08着 12 Lubiane 1.25馬身
09着 01 Goya Senora 18馬身
10着 08 Vivienne Wells 大差
中止 穴06 Skazino -
中止 単09 Joie de Soir -
レース展開
徐々に後続を引き離してゆく、11 Lismore リスモアと本03 Quickthorn クイックソーン。
これを見つつ、逃がさないぞと3番手で前をみる、ライアンムーアと対07 Kyprios キプリオス。
集団の先頭を王者の風格で追う対07 Kyprios キプリオスとライアンムーア。
穴06 Skazino スカジノも、単09 Joie de Soir ジョワドゥソワールも止まってしまいましたが、やっぱり、血統的にも、スタミナ足りないですかね?馬場も重いですしね。血統的にも、スタミナ消耗しづらい長距離戦でないときびしいですね、きっと。
直線まで耐えた08 Vivienne Wells ヴィヴィエンヌウェルズをロックオンした対07 Kyprios キプリオスは、ここでも、対照的なスタミナを見せ、楽な手ごたえのまま先頭へ。
そして、障害レースの最後を見ているかのような大差で圧勝しました。
血統
対07 Kyprios キプリオスは、父サドラーズウェルズ系ガリレオ。母父ダンジグ系デインヒルのサドラーズダンジグ。
ただ、母母父にアファームド、更に、母母母父にプリンスローズ系の血を引きます。このあたりからのスタミナが、この爆発力を生んでいるように思われます。