牝馬のバガテル賞に対する牡馬のこのマイル・リステッド戦であるが、牝馬程の重要マイラーが輩出されては来ていない。それでも、セン馬も混であるので、そのあたりに強い馬が出現するかもしれぬので、見落とせぬ。
対手は、重賞に顔をだすところまでの馬で止まる。
その意味では、2021年のDjo Français ジョーフランセは、それをひっくり返す存在となれるか？2022年のPrix Bertrand du Breuil ベルトラン・ドゥ・ブルイユ賞G3を制している。
2024 06 29 土曜 : Chantilly シャンティイ競馬場
2レース – Prix de Saint-Patrick サンパトリック賞 2024
17h17
平地 – LR – 55 000ユーロ – 1600m – 12頭
3歳牡馬セン馬
予想印
単01 Shadizi 04 M3 56 M. Barzalona
–02 Timber Light 07 M3 56 T. Piccone
–03 Agat 01 M3 56 A. Lemaitre
注04 Saidi El Fal 09 M3 56 A. Pouchin
本05 Supercooled 11 M3 56 S. Pasquier
–06 Memphis Tennessee 05 M3 56 E. Hardouin
–07 Suchet 03 M3 56 L. Boisseau
–08 Grand Son of Calyx 08 M3 56 T. Bachelot
–09 Georges Ville 02 M3 56 A. Madamet
対10 Bayamoon 06 M3 56 A. Werlé
穴11 No Lunch 10 M3 56 M. Guyon
–12 Retouch 12 M3 56 J.-B. Eyquem
レース予想
前走ね、オールウェザーを５馬身半差で圧勝した単01 Shadizi シャディジ。これが、メンバーの問題であるのかどうか？は、このレースでもわかるだろう。
トゥールーズのリステッド、Prix Aymeri de Mauleon アイメリドゥモーレオンでは、３着でしたが、その後のリステッド、Prix de Pontarme ポンタルメ賞完敗で、これはどうか？という気もする–02 Timber Light ティンバーライトでありますが、Prix Aymeri de Mauleon アイメリドゥモーレオンで先着している、–08 Grand Son of Calyx グランソンオブカリックスは、G3のPrix Paul de Moussac ポールドゥムサック賞では打ち返されており、これは、この先上がっていくのは厳しいか？
–08 Grand Son of Calyx グランソンオブカリックスに先着された–03 Agat アガットも厳しかろう。
圧勝で新馬勝ち上がった、注04 Saidi El Fal サイディエルファルや、プールデッセで、勝馬と僅差の６着、本05 Supercooled スーパークーレッド、クラス１勝った、対10 Bayamoon バヤムーン、新馬快勝、穴11 No Lunch、クラス２で４連続連帯で２勝目を挙げた、–12 Retouch リタッチなど。
比較はむつかしいが、G1好走はやはり上位ですかね。
レース結果
01着単01 Shadizi M. Barzalona 1分36秒44
02着本05 Supercooled 1.5馬身
03着穴11 No Lunch アタマ
04着注04 Saidi El Fal 3/4馬身
05着 09 Georges Ville 1.25馬身
06着 12 Retouch 2馬身
07着 06 Memphis Tennessee ハナ
08着 03 Agat 1馬身
09着 07 Suchet 3/4馬身
10着 08 Grand Son of Calyx 1.75馬身
11着 02 Timber Light 4.5馬身
12着対10 Bayamoon 7馬身
レース展開
各馬様子を見つつ、誰が行くのか確認しつつスタートしていきます。
注04 Saidi El Fal サイディエルファルが結局先頭を奪って谷底を回っていくのですが、直線にはいっても、なかなかつかまりません。
残り１００mほどで一気に後続がやってきて、替わりました。
勝ったのは、最後の最後に、大外伸びてきた単01 Shadizi シャディジでした。１頭いい脚でしたね。
これで、連勝で４勝目。
血統
単01 Shadizi シャディジは、ヌレイエフ系SIYOUNI シユーニ産駒。母父ミスタープロスペクター系KINGS BEST キングズベスト。３代さかのぼると、３歳牝馬G3のミネルヴ賞を勝ったSHARAMANA シャラマナにたどり着きます。
こぼれ話
2023 07 01 土曜 : Chantilly シャンティイ競馬場
3レース – Prix de Saint-Patrick サンパトリック賞 2023
16h42
平地 – LR – 55 000ユーロ – 1600m – 12頭
3歳牡馬セン馬
予想印
対01 Bravais 09 M3 56 B. Murzabayev
–02 Al Mundher 03 M3 56 I. Mendizabal
–03 Lord of Biscay 10 M3 56 A. Lemaitre
単04 Padishakh 12 M3 56 C. Demuro
本05 Grey Tornado 08 M3 56 C. Lecoeuvre
–06 Mr Molière 02 H3 56 M. Barzalona
穴07 Half Half 01 M3 56 T. Bachelot
–08 Sirtaki 05 M3 56 T. Piccone
–09 American Hope 06 H3 56 A. Pouchin
–10 Monapia 04 H3 56 T. Trullier
注11 Fortune 07 M3 56 S. Pasquier
–12 Le Tabou 11 M3 56 G. Mossé
レース予想
既に、G3フォルス賞連帯して、ジョッキークラブ賞では、7着だった、単04 Padishakh パディシャク。
格下も、２戦２勝の、対01 Bravais ブラヴェ。
単04 Padishakh パディシャクに重賞ギッシュ賞で先着している、本05 Grey Tornado グレイトルナド。
G3のポールドムサック賞５着の、穴07 Half Half ハーフハーフ。
G3ノアイユ賞で僅差３着がある、注11 Fortune フォーチュン。
リステッドポンヌフ賞３着の、–12 Le Tabou ルタブーあたりまで混戦。
レース結果
01着 06 Mr Molière M. Barzalona 1分37秒11
02着単04 Padishakh 半馬身
03着対01 Bravais 1.75馬身
04着 03 Lord of Biscay アタマ
05着本05 Grey Tornado クビ
06着穴07 Half Half 半馬身
07着 10 Monapia 3/4馬身
08着 12 Le Tabou 1.25馬身
09着 08 Sirtaki 2馬身
10着 02 Al Mundher 1.5馬身
11着 09 American Hope 1.5馬身
12着注11 Fortune 8馬身
レース展開
スローでごった返した感じになりました。
09 American Hope アメリカンホープが逃げ、各馬が続き、最後方に06 Mr Molière ムッシューモリエールという展開でした。
3，4コーナーの谷底を下って、坂を上ると、大外から豪快に刺したのが、最後方からやってきた06 Mr Molière ムッシューモリエールでした。
リステッドの一つ下というべきクラス１を勝てそうで勝てなかったわけですが、一気にリステッドを勝ち切りました。
ペースもペースですから、強い競馬でしたね。あとは相手関係ということになりますか。
血統
06 Mr Molière ムッシューモリエールは、ダンジグ系キングマン産駒。母父ダンジグ系シーザスターズ。ダンジグの4×5。母Amande アマンドは、G2コリーダ賞馬で、サンクルー大賞3着ですから、この馬良血ですね。
血統からすると泣かず飛ばずでしたが、ここで、一つ泣いたことになりますね。このあたり、この馬が3番人気にまで押されていた理由の一つだったかもしれません。
こぼれ話
2022 07 03 土曜 : Chantilly シャンティイ競馬場
3レース – Prix de Saint-Patrick サンパトリック賞 2022
18h00
平地 – LR – 55 000ユーロ – 1600m – 10頭
3歳牡馬セン馬
予想印
本01 Dreamflight M3 58 O. Peslier
穴02 Antharis H3 56 A. Crastus
単03 One O’clock Jump H3 56 S. Pasquier
–04 Mirsky M3 56 M. Guyon
対05 Facteur Cheval H3 56 G. Mossé
–06 Westminster Night M3 56 C. Lecoeuvre
レース予想
既にリステッドを勝ち、重賞僅差連帯している本01 Dreamflight ドリームフライト。
3戦無敗の対05 Facteur Cheval ファクトゥールシュヴァルは、レースレベルの問題となろう。
前走ハンデ戦勝の単03 One O’clock Jump ワンオクロックジャンプ
重賞5着経験があり、前走勝ちの穴02 Antharis アンタリス。
レース結果
01着対05 Facteur Cheval G. Mossé 1分39秒73
02着本01 Dreamflight 2馬身
03着 04 Mirsky アタマ
04着単03 One O’clock Jump 3/4馬身
05着穴02 Antharis 3/4馬身
06着 06 Westminster Night アタマ
レース展開
最後方から2番手を、少々首を振りながらの追走だった対05 Facteur Cheval ファクトゥールシュヴァル。
ジョッキーに我慢させられながら坂を下ります。
直線に入って、ゴーサインが出ると、追うたびにスルスル伸び、先頭に立って優勝。
ここは、他の馬より一枚上な感じでした。
これで4戦4勝でリステッドを制しました。
血統
対05 Facteur Cheval ファクトゥールシュヴァルは、ミスタープロスペクター系RIBCHESTER リブチェスター産駒。
母父、ストームバード系シャマルダル。
近親に、昨年のダニエルウィルデンシュタイン賞3着、一昨年のジョッキークラブ賞3着馬でもあるMOTAMARRIS モンタマリスがいます。
こぼれ話
リステッドクラスは完勝でしたが、マイラーもこの先重賞となると敵が多いですからね。秋にどこまで伸ばしていけるのか？まずは、近親のモンタマリスが獲った、ダニエルウィルデンシュタイン賞あたりが目標となりますかね？ただ、もう一つ、上のG3クラスをどこかで撮らねばですかね。
