メーデー付近に行われる、秋へ向けての長距離重賞戦。
2024/04/28 日曜 : ParisLongchamp ロンシャン競馬場
8レース – Prix de Barbeville バルブヴィル賞 2024
13h58
平地 – G3 – 80 000ユーロ – 3000m – 8頭
4歳以上
予想印
本01 Double Major 02 H4 59 M. Guyon
–02 Sunfast 07 H5 57.5 A. Lemaitre
–03 Skazino 05 H8 57.5 M. Grandin
–04 Galego Star 01 H5 57.5 C. Demuro
–05 Palus Argenteus 06 M7 57.5 A. Crastus
穴06 Sober 08 H5 57.5 A. Pouchin
単07 Sevenna’s Knight 03 M4 57 M. Barzalona
対08 Shembala 04 F4 55.5 S. Pasquier
レース予想
100mですが、距離短縮。
少々ダイワメジャーからは、長距離をイメージできないのですが、その仔、本01 Double Major ダブルメジャーが出走。しかも、すでに、ショードネー賞を勝ち、ロワイヤルオーク賞を勝ってG1馬。ただ、この馬、ダイワメジャーですので、ノーザンテーストの血はひきますから、フランスの馬場は大丈夫そう。
母父のダンシリの母方が、カヤージの血をひくニジンスキー系で、母母父がレインボウクエストというところが、この馬のスタミナを形成しているのでしょう。
さて、ライバルたち。
ドバイのゴールドカップ組が2頭。6着の、単07 Sevenna’s Knight セヴェンナズナイトと、9着の穴06 Sober ソベールですが、単07 Sevenna’s Knight セヴェンナズナイトは、ショードネー賞で、本01 Double Major ダブルメジャーの4着馬。この時の3着馬、対08 Shembala シェンバラが、相手筆頭ですかね。
単07 Sevenna’s Knight セヴェンナズナイトも、Prix Michel Houyvet ミッシェルウイヴェ賞で、本01 Double Major ダブルメジャーに先着経験があり、このあたり、最近の成長力が問われそう。
レース結果
01着単07 Sevenna’s Knight M. Barzalona 3分12秒97
02着対08 Shembala 8馬身
03着本01 Double Major 3/4馬身
04着 02 Sunfast クビ
05着穴06 Sober 1.75馬身
06着 03 Skazino 2馬身
07着 04 Galego Star 11馬身
08着 05 Palus Argenteus 30馬身
レース展開
本01 Double Major ダブルメジャーは先行していきました。向こう正面の上りでは、2番手に下げますが、直線は早目に先頭。
しかし、ジワジワと単07 Sevenna’s Knight セヴェンナズナイトが抜け出し、最後は差をつけて圧勝。2着は、本01 Double Major ダブルメジャーを競り落とした対08 Shembala シェンバラですが、勝馬とは大きな差になりました。
単07 Sevenna’s Knight セヴェンナズナイトは、ドバイ帰り初戦ですが、戦ってきた相手が違うよということですかね。ドバイ前は、穴06 Sober ソベールに僅差敗れていたんですがね。
昨秋から春まで、勝てなかった相手を、ここでまとめて下しました。
血統
単07 Sevenna’s Knight セヴェンナズナイトは、サドラーズウェルズ系CAMELOT キャメロット産駒。母父サドラーズウェルズ系ガリレオ。サドラーズウェルズの3×3です。
こぼれ話
2023/04/30 日曜 : ParisLongchamp ロンシャン競馬場
8レース – Prix de Barbeville バルブヴィル賞 2023
17h35
平地 – G3 – 80 000ユーロ – 3100m – 10頭
4歳以上
予想印
–01 Belloccio H5 57.5 O. Peslier
本02 Tashkhan H5 57.5 B. Robinson
–03 Moon Wolf H5 57.5 A. Pouchin
穴04 Big Call H6 57.5 S. Pasquier
注05 The Good Man M6 57.5 M. Delalande
–06 Have Dancer M6 57.5 C. Lecoeuvre
単07 Bubble Gift M5 57.5 I. Mendizabal
–08 Behtar M4 57 T. Piccone
対09 Sober H4 57 M. Guyon
–10 Diva Donna F5 56 J. Moutard
レース予想
戦績格上が3頭いる。
本02 Tashkhan タシュカンは、ヨークシャーカップ3着、ゴールドカップ5着、ロンズデールカップ4着、キャドラン賞3着とスタミナ自慢。
対09 Sober ソベールは、ショードネー賞2着、ロワイヤルオーク賞3着と、G1好走馬。
単07 Bubble Gift バブルギフトは、シャンティイ大賞2着、サンクルー大賞3着、フォワ賞2着と2400mは得意。
これに次ぐのが、G2クラスで掲示板並べる、注05 The Good Man ザグッドマンか、この馬に勝ち越している、穴04 Big Call ビッグコールということになろう。
レース結果
01着穴04 Big Call S. Pasquier 3分25秒73
02着注05 The Good Man M. Delalande 半馬身
03着 03 Moon Wolf A. Pouchin 3馬身
04着本02 Tashkhan B. Robinson クビ
05着 10 Diva Donna J. Moutard アタマ
06着単07 Bubble Gift I. Mendizabal ハナ
07着対09 Sober M. Guyon 半馬身
08着 01 Belloccio O. Peslier 5馬身
09着 06 Have Dancer C. Lecoeuvre 1馬身
10着 08 Behtar T. Piccone 9馬身
レース展開
押し出される感じで先頭の注05 The Good Man ザグッドマンを見ながら、穴04 Big Call ビッグコールが外から交わして上がっていきます。
注05 The Good Man ザグッドマンは中団まで下げ、本02 Tashkhan タシュカン’と、対09 Sober ソベールが2番手へ上がっていきます。
この隊列のまま、上り坂を登っていきます。
穴04 Big Call ビッグコールが先頭で、3コーナーの頂上を過ぎると、01 Belloccio ベロッチオが外から2番手、注05 The Good Man ザグッドマンが再び上がって3番手の内で、穴04 Big Call ビッグコールをマークしていきます。
穴04 Big Call ビッグコールはスタミナに自信があるんですね。結構気にせず、淡々と下っていく感じで、スタミナ温存みたいな感じではないです。
直線を向くと、そのまま穴04 Big Call ビッグコールが押し切り、背後から追った注05 The Good Man ザグッドマン2番手のままゴール。穴04 Big Call ビッグコールのスタミナ恐るべしですね。
血統
穴04 Big Call ビッグコールは、レッドゴッド系アニマルキングダム産駒。母父ストームバード系SCAT DADDY スキャットダディ。
こぼれ話
2022/05/01 日曜 : ParisLongchamp ロンシャン競馬場
8レース – Prix de Barbeville バルブヴィル賞 2022
17h45
平地 – G3 – 80 000ユーロ – 3100m – 6頭
4歳以上
予想印
消01 Brokeback Mountain H7 57 出走取消
本02 Skazino H6 57 M. Barzalona
–03 Palus Argenteus M5 57 A. Crastus
対04 The Good Man M5 57 T. Bachelot
–05 Call The Wind H8 57 O. Peslier
単06 Joie de Soir F4 55.5 M. Guyon
穴07 Bubble Smart F5 55.5 G. Mossé
レース予想
昨ロワイヤルオーク賞2着の本02Skazinoは、G1ガネー賞に出走しているSkalletiの1つ下の弟である。
同じく、セン馬である。
全兄なので、完全に兄のコピーであるように見えるが、当然、兄弟違いがあるはずだ。
が、強いことに違いあるまい。
フランスの名だたる長距離G2を既に2つ制している。Prix Vicomtesse Vigier ヴィコンテッスヴィジエ賞と、ドーヴィルのPrix Kergorlay ケルゴルレイ賞である。
兄Skalletiに較べると、派手さはなく、長距離を淡々とこなすイメージの馬だ。
個人的にこうした血統が好きになった理由は、競馬に夢中になったころに、タマモクロスとオグリキャップの芦毛対決の時代であったこともある。こちらは、グレイソヴリンから、フォルティノを経由する白い馬の血統だが、スカーレットの子供たちは、グレイソブリンでも、ゼダーンの血統である。
ベリファ、メンデスという日本に輸入された馬たちの血、ダンツシアトルやタイキブリザードといったシアトルスルーの系統などなど、ちょっと懐かしい、珍しい系統の馬たちの血の集合体でもあるんですよね。
勝ち切れないけど、ドーヴィル大賞2着、コンセイユドパリ賞3着の対04The Good Man ザグッドマン。
ロワイヤリュー賞は4着も、他すべて連帯の牝馬単06Joie de Soir ジョワドゥソワール。
超長距離キャドラン賞では、本02Skazinoに先着した穴07Bubble Smart バブルスマート。
古豪–05Call The Wind コールザウィンドも頑張ってますね!
レース結果
01着対04 The Good Man T. Bachelot 3分16秒70
02着穴07 Bubble Smart 3/4馬身
03着単06 Joie de Soir アタマ
04着 05 Call The Wind 1.5馬身
05着本02 Skazino ハナ
06着 03 Palus Argenteus 4馬身
レース展開
1番のBrokeback Mountain ブロックバックマウンテン取消。
長距離戦ですね。
ただ、最後の直線は、後続組には、厳しい前が詰まる展開でしたんかね。
実力伯仲ということもあったでしょう。
上手く前にさばいて行けたドーヴィル大賞2着馬の04The Good Man ザグッドマンが優勝。
キャドラン賞3着のスタミナ自慢の07Bubble Smart バブルスマート2着。
3着に人気のロワイヤリュー賞3着馬06Joie de Soir ジョワドゥソワールが入りました。
後ろにいた02Skazino スカジノは、逃げた03Palus Argenteus パルスアルジャントゥスが下がってくるのをうまくさばけず、届かず仕舞い。
それなりに実力はあるといった、似た戦績の馬がそろったこともあり、展開のあやも大きく影響したかもしれません。
かつての長距離王者の05Call The Wind コールザウィンドは、直線手前から終始追い通しでした。
勝った04The Good Man ザグッドマン(2番手3番手付近)の位置まででないと、逆転はなかったですかね。
血統
04The Good Man ザグッドマンは、ブランドフォード系マンデューロ産駒。母父サドラーズウェルズ系ガリレオ。
こぼれ話
本日の主役だった、スカーレットとスカジノの兄弟は、出番なしの1日でした。
そういう日もありますね。