混乱しやすいのでまずはまとめ。
Prix Bertrand de Tarragon ベルトランドゥタラゴン賞とPrix Bertrand du Breuil ベルトランデュブルイユ賞があるので、混乱しないことだ。こちらは、いつも混乱する。
Prix Bertrand du Breuil ベルトランデュブルイユ賞は、元は、Prix du Chemin de fer du nord シュマンドゥフェールデュノール賞という名で開催されていた、北部鉄道賞。シャンティイ競馬場の4歳以上古馬のマイル戦。
Prix Bertrand du Breuil ベルトランデュブルイユ賞は、新設1800mレースである。3歳以上。
日本でも、記念と大賞典と新聞杯とか頭文字の似たレース名多くて混乱するので、こういう紛らわしさは、どこでも同じなのであろう。フランスの場合、速歩と平地で同名重賞があったりしますし、レース名の管理のむつかしさは、人類共通。
2023 09 16 土曜 : Chantilly シャンティイ競馬場
6レース – Prix Bertrand de Tarragon ベルトラン・ドゥ・タラゴン賞 2023
17h10
平地 – G3 – 80 000ユーロ – 1800m – 11頭
3歳以上牝馬
予想印
–01 Loliwood 08 F4 58 R. Thomas
–02 Kennella 01 F5 58 S. Maillot
本03 Life In Motion 07 F4 58 M. Barzalona
穴04 Gregarina 06 F4 58 C. Demuro
–05 Abhayaa 10 F4 58 E. Hardouin
–06 Alia’s Rose 11 F3 56 C. Lecoeuvre
–07 Zeeyara 02 F3 56 H. Journiac
単08 Turn Cartwheels 09 F3 56 S. Pasquier
注09 Immensitude 05 F3 56 A. Pouchin
対10 Autumn Starlight 04 F3 56 C. Soumillon
–11 Left Sea 03 F3 56 M. Guyon
レース予想
本03 Life In Motion ライフインモーションは、母がサンタラリ賞馬Wavering ウェヴァリングですから、マイルより中距離に適正があるかもしれません。
注09 Immensitude イモンシテュードは、G3クロエ賞3着、G3リューレイ賞4着ですから、ここも同じ程度か?
Prix de Psyche プシシェ賞2着の–11 Left Sea レフトシー。G1サンタラリ賞8着。
対10 Autumn Starlight オータムスターライトは、G3グロット賞5着後、サンタラリ賞–11 Left Sea レフトシーの一つ前の7着、G2サンドリンガム賞9着。
G3Prix Quincey カンセイ賞2着の、穴04 Gregarina グレガリーナ。
これにリステッド3戦、Prix Caravelle カラヴェル賞、Prix Volterra ヴォルテーラ賞、Prix la Sorellina ソレリナ賞と、3連続連帯中の、単08 Turn Cartwheels ターンカートウィール。
ヴィシーのリステッド、Prix Madame Jean Couturie マダムジャンクチュリ賞を勝ってきた–07 Zeeyara ジーヤラ。
よりどりみどりの大混戦。
レース結果
01着注09 Immensitude A. Pouchin 1分49秒89
02着対10 Autumn Starlight 3馬身
03着本03 Life In Motion 短クビ
04着 11 Left Sea ハナ
05着単08 Turn Cartwheels 1.25馬身
06着 02 Kennella 1/2馬身
07着穴04 Gregarina 3.5馬身
08着 07 Zeeyara 2馬身
09着 06 Alia’s Rose クビ
10着 05 Abhayaa 3馬身
中止 01 Loliwood -
レース展開
05 Abhayaa アバヤーの先頭でレース展開。フランスにしては、縦長の多頭数ですね。
注09 Immensitude イモンシテュードは中団、対10 Autumn Starlight オータムスターライトは3番手、本03 Life In Motion ライフインモーションは、中団後方につけました。
注09 Immensitude イモンシテュードは直線の坂を上り切ると、楽々抜け出して快勝。G3挑戦3度目にしてようやく勝ち星を得ました。
血統
注09 Immensitude イモンシテュードは、ダンジグ系LAWMAN ロウマン産駒。母父ミスタープロスペクター系ELUSIVE CITY イリューシヴシティ。
こぼれ話
2022 09 17 土曜 : Chantilly シャンティイ競馬場
5レース – Prix Bertrand de Tarragon ベルトラン・ドゥ・タラゴン賞 2022
16h25
平地 – G3 – 80 000ユーロ – 1800m – 8頭
3歳以上牝馬
予想印
対01 Kennella F4 58 S. Pasquier
–02 Susu’s Dimples F4 58 H. Journiac
単03 Sundoro F4 58 M. Barzalona
本04 Jupyra F5 58 G. Mossé
穴05 Mrs Fitzherbert F4 58 C. Demuro
–06 Mascaret F3 56 M. Guyon
–07 Qitura F3 56 G. Benoist
–08 Nadette F3 56 O. Peslier
レース予想
重賞クラスでそこそこやっているのが、単03 Sundoro サンドーロ。
ヴィシー大賞G3を2着後、ジャンロマネ賞5着。
ま、そこそこと言った感じ。
同じく重賞そこそこ組では、本04 Jupyra ジュピラ。この馬は、昨年G3フロール賞2着で、フィーユドレール賞G3を4着。ともに勝馬からは1馬身圏内。
英G3を3着の穴05 Mrs Fitzherbert ミセスフィッツハーバート。
普通に考えてみると、対決した相手の内、本04 Jupyra ジュピラが、昨年戦ったSweet Lady スウィートレディは、先日のヴェルメイユ賞勝馬。ここが、軸への分岐点となるか?牝馬のモッセ騎手ですしね。
プールデッセ3着、サンドリンガム賞G2でアタマ差2着の対01 Kennella ケネラ。先日のG3カンセイ賞3着と、あまりぱっとしないが、このメンバー構成では、実績は充分で、これが、2番手候補。
レース結果
01着穴05 Mrs Fitzherbert C. Demuro 1分48秒01
02着単03 Sundoro 1.25馬身
03着対01 Kennella 1.5馬身
04着 08 Nadette アタマ
05着 06 Mascaret クビ
06着 02 Susu’s Dimples アタマ
07着本04 Jupyra 6馬身
レース展開
穴05 Mrs Fitzherbert ミセスフィッツェルベルトが行きますが、掛かる様に本04 Jupyra ジュピラも上がって先頭にいきます。
しかし、掛かる様に上がってきた本04 Jupyra ジュピラは直線でジエンド。
2番手に下げて追走していた穴05 Mrs Fitzherbert ミセスフィッツェルベルトが再び伸びて優勝。
後方待機していた単03 Sundoro サンドーロが伸びて2番手まで上がりました。行き場なく、外に持ち出しなおした対01 Kennella ケネラは、おくれて3着でした。
穴05 Mrs Fitzherbert ミセスフィッツェルベルトは、重賞初制覇。
血統
穴05 Mrs Fitzherbert ミセスフィッツェルベルトは、ダンジグ系キングマン産駒。母父ロベルト系ダイナフォーマー。
母、ステューペンダスミスは、米G3オールアロングステークス勝馬。