フランスのダービーである、ジョッケクルブ賞とのすみ分けがなされている。
仏ダービーの中距離化にともない、こちらは、中距離から2400にもどった。凱旋門賞と同距離同コースであるが、いまのところ、そんなに、凱旋門賞との関係が深いレースではない。むろん、ディープに勝ったレイルリンクなどを輩出するレースであり、軽視できない。
ディープインパクトと対決したレイルリンクが勝ったころには、2400mに戻ったわけであるが、どうも、脳障害のせいなのかどうか、2000mの印象が残ってしまっているが、2400である。これは、ここでいうことより、自分自身の記憶に訴えかけておいた方がいいかもしれない。
とはいえ、Japan ジャパンや、Hurricane Lane ハリケーンレーンなどの凱旋門賞掲示板程度の成績にとどまっている。一年以上またいで、Flintshire フリントシャーが2着してますがね。
2024 07 14 木曜 : ParisLongchamp ロンシャン競馬場
7レース – Grand Prix de Paris パリ大賞 2024
20h17
平地 – G1 – 600 000ユーロ – 2400m – 8頭
3歳牡馬牝馬
予想印
–01 Saganti 08 M3 58 G. Mossé
–02 Sibayan 05 M3 58 I. Mendizabal
対03 Illinois 02 M3 58 C. Soumillon
穴04 Mondo Man 01 M3 58 M. Barzalona
本05 Delius 07 M3 58 C. Demuro
–06 Internaute 03 M3 58 A. Madamet
単07 Sosie 04 M3 58 M. Guyon
注08 Tamfana 06 F3 56.5 O. Murphy
レース予想
前哨戦である、Prix du Lys リス賞。勝馬、本05 Delius デリアス、2着–01 Saganti サガンティ、3着–06 Internaute インターノート。本05 Delius デリアスは、一応無敗。この路線から出るのなら、凱旋門賞は有力候補でしょうね。ここから到達した馬がほとんどいないので。
ボルドーのDerby du Midi 南ダービーをかってきた–02 Sibayan シバイアンは、ここは勝ちに来たのか、露払いなのか?
G2のQueen’s Vase クイーンズヴァーズを勝った、対03 Illinois イリノイは、スミヨン配して必勝態勢。
Prix du Jockey Club ジョッキークラブ賞経由は、2頭、3着、単07 Sosie ソジーと、5着、穴04 Mondo Man モンドマン。
1000ギニー僅差4着、Prix de Diane ディアヌ賞僅差3着と女傑の道を行く、注08 Tamfana タムファナは、牡馬同様、距離を伸ばしてここへ。サドラーズのクロスを持ちますし、延長は吉と出るやもしれません。
レース結果
01着単07 Sosie M. Guyon 2分31秒02
02着対03 Illinois 2馬身
03着本05 Delius クビ
04着注08 Tamfana 半馬身
05着 06 Internaute 1.75馬身
06着 01 Saganti 1.25馬身
07着穴04 Mondo Man 1.75馬身
08着 02 Sibayan 6.5馬身
レース展開
単07 Sosie ソジーは、2番手3番手付近を追走。逃げたのが、対03 Illinois イリノイ、または、外行った、–02 Sibayan シバイアン。
牝馬注08 Tamfana タムファナの白と緑の勝負服は、中団追走でした。
途中からは、完全に–02 Sibayan シバイアンがレースを引っ張る形となりました。
2列縦隊ですから、言うほど前は飛ばしているわけではない。
追い比べは、ジワジワ出てきた単07 Sosie ソジーが先頭に立ち、後続を突き放しました。完勝でしたね。
ジョッキークラブ賞3着はだてではないというところですかね。
血統
単07 Sosie ソジーは、ダンジグ系シーザスターズ産駒。母父ストームバード系シャマルダル。
こぼれ話
2023 07 14 木曜 : ParisLongchamp ロンシャン競馬場
8レース – Grand Prix de Paris パリ大賞 2023
20h52
平地 – G1 – 600 000ユーロ – 2400m – 8頭
3歳牡馬牝馬
予想印
対01 Feed The Flame 08 M3 58 C. Demuro
穴02 Rubis Vendôme 06 M3 58 A. Atzeni
–03 Winter Pudding 05 M3 58 S. Pasquier
本04 Adelaide River 02 M3 58 R.-L. Moore
–05 Peking Opera 04 M3 58 T. Marquand
単06 First Minister 07 M3 58 B. Murzabayev
注07 Silawi 03 M3 58 M. Guyon
注08 Soul Sister 01 F3 56.5 K. Shoemark
レース予想
ジョッキークラブ賞からは、2頭。
4着だった、対01 Feed The Flame フィードザフレイム。
ジョッキークラブ賞最下位から巻き返しを図る–03 Winter Pudding ウィンタープディング。
重要裏街道のG3リス賞からは2頭。
勝馬の穴02 Rubis Vendôme ルビヴァンドームと、注07 Silawi シラウィ。
愛ダービー2着の、本04 Adelaide River アデレイドリヴァーと、8馬身差の–05 Peking Opera ペキンオペラ。
Prix Hocquart オカール賞の勝馬、単06 First Minister ファーストミニスターと、5着–07 Silawi シラウィ。
英オークス馬注08 Soul Sister ソウルシスター。
レース結果
01着対01 Feed The Flame C. Demuro 2分26秒71
02着本04 Adelaide River 1馬身
03着注08 Soul Sister クビ
04着単06 First Minister 3.5馬身
05着 03 Winter Pudding クビ
06着穴02 Rubis Vendôme 3/4馬身
07着 05 Peking Opera 1馬身
08着注07 Silawi 30馬身
レース展開
03 Winter Pudding ウィンタープディングの逃げで、2番手に注07 Silawi シラウィ。
3番手内に本04 Adelaide River アデレードリヴァーは続き、注08 Soul Sister スールシスターは後ろ目、最後方に対01 Feed The Flame フィードザフレームが続きます。
登りの流れは、当然、完全なスローですね。
3番手から、そとに持ち出し、きっちに伸びてきた本04 Adelaide River アデレードリヴァーでしたが、空いている場所を探しながら伸びてきた対01 Feed The Flame フィードザフレームが、豪快に伸びて差し切り勝ち。
すごい脚でしたね。
ジョッキークラブ賞では、勝馬からだいぶ離された4着でしたが、ここはきっちり。衝撃的な強さだった、Ace Impact エースインパクトとの差が、競馬場と距離と成長でどこまで詰まってくるかですね。
血統
対01 Feed The Flame フィードザフレームは、ダンジグ系キングマン産駒。母父サドラーズウェルズ系モンジュー。
こぼれ話
22 07 14 木曜 : ParisLongchamp ロンシャン競馬場
8レース – Grand Prix de Paris パリ大賞 2022
20h50
平地 – G1 – 600 000ユーロ – 2400m – 6頭
3歳牡馬牝馬
予想印
対01 L’Astronome M3 58 C. Soumillon
–02 Onesto M3 58 S. Pasquier
–03 Piz Badile M3 58 G. Ryan
本04 Simca Mille M3 58 T. Bachelot
単05 Eldar Eldarov M3 58 D. Egan
穴06 El Bodegon M3 58 I. Mendizabal
レース予想
自分の頭の何かの勘違いで、ジョッキークラブ賞とパリ大賞を混同していたが、ジョッキークラブ賞が距離短縮で、こちらが、距離元通り。グランプリと名を冠するので、2400じゃないとということですね。
今年のジョッキークラブ賞2着穴06 El Bodegon エルボードゴンと5着–02 Onesto オネストが、こちらへ転戦。
愛ダービー2着の–03 Piz Badile ピッツバディル。
前哨戦オカール賞勝馬対01 L’Astronome ラストロノム。
3連勝でクイーンズヴァーズを勝った単05 Eldar Eldarov エルダーエルドエオフ。
シャンティイの遅れてきた馬の王道リス賞を勝った本04 Simca Mille シムカミル。
仏愛ダービー2着馬はどちらも、大差だったので、ここでは新星に期待したいですね。
レース結果
01着 02 Onesto S. Pasquier 2分27秒76
02着本04 Simca Mille クビ
03着穴06 El Bodegon 2.5馬身
04着単05 Eldar Eldarov 2.5馬身
05着対01 L’Astronome アタマ
06着 03 Piz Badile 1.5馬身
レース展開
オーギュスタンノルマンカラーの白と紫の勝負服は、最後方追走。
頂点までの上りもスローの展開。
ゆったり下って、直線でヨーイドン。
前の本04 Simca Mille シムカミルが粘って、粘りとおしましたから、これを最後方から差し切った02 Onesto オネストは、なかなか素晴らしい脚を使ったことになりますね。少なくとも、今回のメンバー相手では力上でした。
オネストは、シャンティイのジョッキークラブ賞は5着。距離延長がよかったのかどうか?
ジョッキークラブ賞勝馬のVadeni ヴァデーニとの2400力関係は、この先ですね。
血統
02 Onesto オネストは、父フランケル、母父シーザスターズ。サドラーズダンジグという黄金配合ですかね。
伯父に豪2000mG3勝ちのJET AWAY ジェッタウェイがいます。