凱旋門賞へ直行する馬も現れることもある、2500m戦。リアルシャダイがここを勝っており、にほんとも縁が深い。
このあたり、夏の気候と、馬場高低差がそうでもないところが、日本の競馬場と相性良いのかもしれない。
2024 08 27 日曜 : Deauville ドーヴィル競馬場
5レース – Grand Prix de Deauville ドーヴィル大賞 2024
16h25
平地 – G2 – 200 000ユーロ – 2500m – 5頭
3歳以上
予想印
–01 Rashford 03 M4 59 E. Hardouin
本02 Arrest 01 M4 59 K. Shoemark
穴03 Homo Deus 06 H6 59 A. Crastus
単04 Sacred Spirit 02 H4 59 M. Guyon
対05 Quantanamera 05 F4 57.5 S. Pasquier
–06 Sheema’s Rose 04 F3 53.5 G. Sias
レース予想
前哨戦の一つPrix de Reux ルー賞を2着した、単04 Sacred Spirit セイクリッドスピリット。
同レースを少々離された5着が、–01 Rashford ラシュフォード。
英G2のPrincess Of Wales’s Stakes プリンセスオブウェールズSを少々離された2着だったのが、本02 Arrest アレスト。
サンセバスチャン金杯3着など、リステッドクラスでそこそこで止まってしまう、穴03 Homo Deus オモデウス。よくみかけるんですがね。
牝馬限定戦ではありますが、G2のPrix Corrida コリーダ賞2着、前走は独G1のGrosser Dallmayr-Preis ダルマイヤー大賞4着掲示板の、対05 Quantanamera カンタナメラは、力比較どの程度か?
レース結果
01着対05 Quantanamera S. Pasquier 2分46秒29
02着本02 Arrest 4馬身
03着単04 Sacred Spirit 3馬身
04着 01 Rashford 4馬身
05着穴03 Homo Deus 2馬身
06着 06 Sheema’s Rose 6馬身
レース展開
対05 Quantanamera カンタナメラは、最後方からでしたね。
先頭は、本02 Arrest アレスト。
隊列は大きく変わりませんが、対05 Quantanamera カンタナメラは、内に入れて、我慢中といったところ。
内から2列目がきれいに開くと、ここを突いた、対05 Quantanamera カンタナメラがスルスル伸びて、あっというまに、差し切ってしまいました。これは、すくなくとも、このメンバーでは、一つクラス違いな感じですね。
対05 Quantanamera カンタナメラは、これで、2年ぶりぐらいの勝利なんですが、なにしろ、勝ってもいないのに、3歳時から、バーデン大賞とか使っているところを見ると、距離適性と能力に自信あっての選択だったのかもしれません。今日は、お見事な勝ちっぷりで、これはこれで、楽しみな牝馬となりました。
相手があまり強くなかったといえばそうですがね。それでも、G2勝ですから、楽しみですね。ここから、凱旋門賞へ行く馬もいたりするレースですからね。
血統
対05 Quantanamera カンタナメラは、ストームバード系Lope de Vega ロペデヴェガ産駒。母父ダンジグ系Duke of Marmalade デュークオブマーマレード。
こぼれ話
2023 08 27 日曜 : Deauville ドーヴィル競馬場
5レース – Grand Prix de Deauville ドーヴィル大賞 2023
16h25
平地 – G2 – 200 000ユーロ – 2500m – 5頭
3歳以上
予想印
本01 Assistent 05 M4 60 B. Murzabayev
対02 Al Nayyir 06 H5 59 T. Bachelot
単03 Fénelon 02 H5 59 S. Pasquier
穴04 Haya Zark 03 M4 59 C. Soumillon
注05 Jack Darcy 01 H4 59 C. Demuro
消06 Diamond Vendôme 07 H8 59 出走取消
消07 Junko 04 H4 59 出走取消
レース予想
今年はメンバー小粒な感じですね。
ドイツのベルリン大賞3着の、本01 Assistent アシスタント。
ここドーヴィルのリステッドPrix du Carrousel カルーゼル賞勝馬の、対02 Al Nayyir アルナイール。
昨年の3着馬、単03 Fénelon フェヌロン。
G3は勝てるのだが、G2になると、厳しくなる、穴04 Haya Zark ハヤザルク。
英G3のグローリアスSを2着してきた、注05 Jack Darcy ジャックダルシー。
レース結果
01着注05 Jack Darcy C. Demuro 2分49秒01
02着対02 Al Nayyir 1.25馬身
03着穴04 Haya Zark 1.75馬身
04着単03 Fénelon 1.25馬身
05着本01 Assistent 半馬身
レース展開
長距離戦のようなスタート後のペースで、注05 Jack Darcy ジャックダルシーが行きます。
あとは、番号逆順に並んで、最後方が本01 Assistent アシスタント。
ま、長距離戦のような雰囲気ですね。
向こう正面で、淡々としたペースに上がる感じではありますが、逃げた注05 Jack Darcy ジャックダルシーは、直線勝負だけにしてしまうと、逃げた位置取りに意味を成さないので、淡々とはいくということですね、きっと。
直線一気に、各馬が襲い掛かってきますが、むしろ、スイスイと逃げた、注05 Jack Darcy ジャックダルシーが行きます。
あれっ、つかまんないぞ!!と思った時には、もうセーフティーでした。対02 Al Nayyir アルナイールが唯一追いかけたかもしれませんが、とても、逆転出来るほどではなく。
注05 Jack Darcy ジャックダルシーは、勝ちきれぬままここへきましたが、今回は嵌ったか?それとも。いずれにせよ、1年ぶり以上の勝ち星。
血統
注05 Jack Darcy ジャックダルシーは、サドラーズウェルズ系GLENEAGLES グレンイーグルス産駒。母父レッドゴッド系レインボウクエスト。
こぼれ話
2022 08 28 日曜 : Deauville ドーヴィル競馬場
4レース – Grand Prix de Deauville ドーヴィル大賞 2022
15h55
平地 – G2 – 200 000ユーロ – 2500m – 5頭
3歳以上
予想印
単01 Stay Foolish 5 M7 60 C. Demuro
–02 Media Storm 2 M5 59 V. Seguy
–03 Fénelon 4 M4 59 S. Pasquier
本04 Botanik 1 H4 59 M. Barzalona
対05 Glycon 3 H6 59 J.-B. Eyquem
レース予想
単01 Stay Foolish ステイフーリッシュは、ある意味、昨年、マカヒキに敗れた馬という印象は、まったくフランス人にはないでしょうね。
マカヒキはフランスでは、おそらく馬場適性で通用しなかったわけですが、日本では、今、ドーヴィル大賞で1番人気を得ているステイフーリッシュに昨年暮れに勝っているわけですからね。
そいういみでは、マカヒキは今も強く、日本の馬場には適正あり。ステイフーリッシュは、ドバイ馬場に適性ありなんでしょうね。
あとは、欧州馬場がどうかです。
相手は、前哨戦のルー賞勝った、上がり馬の本04 Botanik ボタニークが筆頭で、これの僅差2着に敗れましたが、昨年のこのレースの覇者対05 Glycon グリコン。
対05 Glycon グリコンは、G1ロワイヤルオーク賞でも3着でしたし、スタミナには自信あり。一方、ステイフーリッシュは、どちらかと言えば、中距離馬の印象でしたが、晩成の父の血が開花し、最近は長い所で活躍していて、ここでも楽しみ。
–03 Fénelon フェネロンは、対05 Glycon グリコンにはシャンティイ大賞で遅れましたが、昨年の2400アヴル賞勝馬で、日本で言えば、神戸新聞杯前哨戦の1600万下を勝ち上がった馬という印象。ただ、ここではどうかな?という印象。
ここは、ライスシャワーにステージチャンプなどの父、リアルシャダイも勝って通過していったレース。次狙うためには、斤量と欧州の芝をこなして欲しいですね。
もっとも、ステイゴールドの母系、ディクタスやノーザンテーストは、フランスで活躍しましたが、長い距離のイメージは全くないですね。どちらかと言えば短距離から中距離ですものね。
ステイゴールド=長いは本当なのか?
そのあたり、ここでどう出るのかも、見ものです。
レース結果
01着本04 Botanik M. Barzalona 2分36秒23
02着単01 Stay Foolish 1.25馬身
03着 03 Fénelon 4.5馬身
04着対05 Glycon 1馬身
05着 02 Media Storm 3/4馬身
レース展開
先行馬ですが、逃げ馬ではない単01 Stay Foolish ステイフーリッシュ先頭でした。
このあたり、日本の馬らしいスタート後のスピードですね。
本04 Botanik ボタニークにロックオンされた状態でレースが展開します。
たしかに、直線ボタニークには差されましたが、3着以下は引き離しました。
タイムは、良馬場ですが、2分36秒23ですから、速いと思います。
レコードタイムかどうかわかりませんが、相当に速いと思われます。
Ziyadの時はひた、今回より馬場のいい3でしたが、(今回3.2)タイムは、2分38秒20から、2秒違います。
馬場がこのくらいでも、平気で2分40秒台になりますからね。
血統
Botanik ボタニークは、ダンジグ系ゴールデンホーン産駒。母父ミスタープロスペクター系ストリートクライ。