Vittel ヴィッテルといえば、フランス有数の水の街。日本でも手に入れられる硬水である。赤に白地の街の名前のボトルは、どこかしらで見たことがあるだろう。
そんな街にも競馬場がある。
ロレーヌ地方の南部のヴォージュ県の町。競馬の町でもある、Vichy ヴィシー同様、温泉保養地である。
23/07/23 日曜 : Vittel ヴィッテル競馬場
6レース – Grand Cross de Vittel グランクロス・ドゥ・ヴィッテル 2023
17h15
クロス – Classe 1 – 52 000ユーロ – 5200m – 7頭
5歳以上
予想印
対01 Halco de Sarti H6 69 G.-G. Vibert
–02 Gap Pierji H7 68 J. Kratochvil
–03 First des Planches H8 67 出走取消
–04 Thiago des Dunes H9 66 J.-S. Lebrun
本05 C’lartist Maulde H11 67 J. Reveley
単06 Freydis F8 65 J. Zérourou
穴07 Gamine Apple’s F7 64 F. de Giles
–08 Tempête du Moulin F9 64 A. Roussel
レース予想
今年のリヨン大クロスの3着馬、対01 Halco de Sarti アルコドゥサルティ。
2018年には、クロスカントリーでは全仏2番目といえるPrix Louis de Guebriant ルイドゥゲブリアン賞勝馬の、本05 C’lartist Maulde セラルティストモールド。
先日ここ、ヴィッテルの前哨戦再先着の、単06 Freydis フレイディス。
昨年のリヨン大クロス3着の、穴07 Gamine Apple’s ガミーヌアップルス。
レース結果
01着 本05 C’lartist Maulde J. Reveley 6’26”36
02着 02 Gap Pierji 6馬身
03着 穴07 Gamine Apple’s 短クビ
04着 04 Thiago des Dunes 1馬身
05着 対01 Halco de Sarti 15馬身
06着 単06 Freydis 大差
07着 08 Tempête du Moulin 大差
レース展開
本05 C’lartist Maulde セラルティストモールドは、2番手追走。
右へ左へ蛇行しながら
右へ左へ蛇行しながら、丘の頂点を各馬目指していきます。
さらに、見えなくなった集団は、奥へ奥へと入っていっています。そして誰もいなくなった、アガサクリスティー状態。
そして、左から突然馬群が現れます。とはいってまだ遠い。
手前に戻り、また奥へ行き、ようやくにして最終コーナーを回ってきたのは、先頭集団4頭。
壮絶なたたき合いの末、本05 C’lartist Maulde セラルティストモールドが抜けました。
血統
本05 C’lartist Maulde セラルティストモールドは、ミスタープロスペクター系MAXIMUM SECURITY マキシマムセキュリティ。MAXIMUM SECURITY マキシマムセキュリティは、米G1のPACIFIC CLASSIC STAKES パシフィッククラシックSと、HASKELL INVITATIONAL STAKES ハスケル招待Sの勝馬。
こぼれ話
22/07/31 日曜 : Vittel ヴィッテル競馬場
5レース – Grand Cross de Vittel グランクロス・ドゥ・ヴィッテル 2022
16h30
クロス – Classe 1 – 44 000ユーロ – 5200m – 11頭
5歳以上
予想印
本01 Vent des Dunes H13 71 J. Zérourou
対02 Chez Pédro H10 70 C. Smeulders
–03 Black’n Roses H8 69 B. Gelhay
単04 Brunch Royal H9 69 J. Reveley
–05 Argentier H12 68 F. de Giles
–06 Vol Noir de Kerser H13 67 T. Guineheux
穴07 Godiva Lady F6 67 L.-P. Bréchet
注08 Destin Sacré H9 67 W. Lajon
消09 Fan d’Apple’s H7 67 Non-partant
–10 Dom Alron H9 65 A. Roussel
–11 Estelle F8 64 M. Chailloleau
–12 Formule Un F7 63 G. Meunier
レース予想
同一クラスのストラスブール戦を、71キロで勝ってきた本01 Vent des Dunes ヴォンデデュヌは、今回も71で。
グランプリのアンジューロワール3着馬の対02 Chez Pédro シェペドロ。
単04 Brunch Royal ブランチロイヤルは、リヨンのクロスを2着。斤量1キロ増の69ならチャンスあり。
底見せず、前走ロステルネンのクロスで2着した穴07 Godiva Lady ゴディヴァレディ。
格下条件も3連勝中の注08 Destin Sacré デスティンサクレ。
レース結果
01着 注08 Destin Sacré W. Lajon 6’17”96
02着 本01 Vent des Dunes 1馬身
03着 単04 Brunch Royal 10馬身
04着 05 Argentier 大差
05着 03 Black’n Roses 15馬身
06着 12 Formule Un 大差
07着 06 Vol Noir de Kerser 大差
08着 10 Dom Alron 大差
09着 11 Estelle -
中止 対02 Chez Pédro -
落馬 穴07 Godiva Lady -
レース展開
3、4歩で登って下る段差のようなものは、ビュット(丘)って言うんですね。
それから、経験なんでしょうが、どこをどう回ってくるのか?のジョッキーの記憶も恐れ入ります。
そして、登って回ってくる森が、大抵どこもありますね。
映像を見ていると、カメラマンが馬の位置を見失ってしまう、深い森があります。
深い森の最中に、落馬の解説入りますが、見えてるうちの落馬したのか、見えないところで落馬したのか?
突然、深い森の中の丘に、馬の列が通ると、もう、子どものころのプラレールを見ているような気分です。
カメラの動きを見ている限り、もう、馬がどこにいるかは、カメラマン自身のコース形態の記憶と想像の世界から、決め打ちしている感じですね。
6頭程が、まだ15馬身圏内位で上位争いして戻ってくると、終始先行していた注08 Destin Sacré デスティンサクレは、先頭を守り切りました。
自身格下条件からの4連勝達成。
血統
注08 Destin Sacré デスティンサクレは、ノーザンダンサー系VOIX DU NORD ヴォワデュノール産駒。母父サドラーズウェルズ系HAWKER’S NEWS ホーカーズニュース。