のちにG2を獲るRavanella ラヴァネッラ。G2戦線で好走続くUsed to Me ユーストゥーミー。G1を獲るVillage Mystic ヴィラージュミスティック。両刀でコルニュリエ賞馬にもなるTraders トレーダーズなどが勝馬。出世レースの一つ。
2023 12 28 木曜 : Vincennes ヴァンセンヌ競馬場
1レース – Prix de Château Chinon シノン城賞 2023
13h50
アトレ – G3 – 80 000ユーロ – 2700m – 15頭
3歳
予想印
–01 El Chapo Stecca M3 2700 F. Lagadeuc
–02 Ernesto Roc M3 2700 D. Thomain
–03 Executiv Ek M3 2700 A. Gocciadoro
–04 Enaoz H3 2700 M. Minopoli Jr
–05 Global Etalon M3 2700 B. Goop
穴06 Brothers In Arms M3 2700 G. Gelormini
注07 Karlito M3 2700 Y. Lebourgeois
–08 Kiara de Vandel F3 2700 L. Abrivard
–09 Knockonwood M3 2700 B. Rochard
–10 Energy King Gar M3 2700 F. Ouvrie
–11 Encierro M3 2700 G. Porzio
対12 Kool des Champs M3 2700 A. Prat
–13 Kompostel M3 2700 E. Raffin
本14 Karla de Mai F3 2700 N. Bazire
単15 Kobayashi M3 2700 F. Nivard
レース予想
Kで始まる名前の馬は、仏勢。Eで始まるのはイタリア勢。他、北欧勢、蘭勢ということになりますかね。
外国勢の、穴06 Brothers In Arms ブラザーインアームスを軸に考えると、これに勝利した、注07 Karlito カルリトと、単15 Kobayashi コバヤシがいる。
このうち、穴06 Brothers In Arms ブラザーインアームスと、注07 Karlito カルリトと好勝負しているのが、対12 Kool des Champs クールデシャン。
このあたりの馬より、より上位で戦って好勝負してきた馬は、G2好勝負の、本14 Karla de Mai カルラドゥメ。
このあたり、3歳勢のG3でありますからね、予想があったたのどうのより、この先何年も楽しむための、世代基本情報を手に入れておくレースといっていいですかね。正直、むつかしい3歳戦は、結果より情報といった感じかもしれません。
Face Time Bourbon フェイスタイムブルボン産駒で、ラッファンがドライブの、–13 Kompostel コンポステルを切るという暴挙予想ではありますが、最近掲示板やっとという成績ですしね。
レース結果
01着 注07 Karlito Y. Lebourgeois 1’14”5
02着 対12 Kool des Champs 1’14”6
03着 単15 Kobayashi 1’14”6
04着 08 Kiara de Vandel 1’14”7
05着 11 Encierro 1’14”8
06着 03 Executiv Ek 1’14”9
07着 13 Kompostel 1’14”9
08着 05 Global Etalon 1’15”0
09着 10 Energy King Gar 1’15”1
10着 04 Enaoz 1’15”1
11着 本14 Karla de Mai 1’15”4
失格 01 El Chapo Stecca -
失格 02 Ernesto Roc -
失格 穴06 Brothers In Arms -
失格 09 Knockonwood -
レース展開
結果的には、人気馬のワンツースリーとなりました。
黒ピンク軍団であるエキュリー・デ・シャルム軍の2頭、穴06 Brothers In Arms ブラザーインアームス、注07 Karlito カルリトと、同じピンクの勝負服が先頭を奪っていきました。
単15 Kobayashi コバヤシも前へ4番手、本14 Karla de Mai カルラドゥメは、後方になりました。この馬本命視していましたが、どうやら、モンテの好成績はあっても、アトレではあまり好走歴ないですね。そんなところもあって、人気薄でした。なにしろ、アトレでは、格下条件を1勝のみの馬ですからね。
これ追って、対12 Kool des Champs クールデシャンが上がっていくと、穴06 Brothers In Arms ブラザーインアームスは早々の失格となりました。
向こう正面では、外から、単15 Kobayashi コバヤシがグイグイ上がって先頭を伺います。
3列縦隊ですから、スローな展開、前有利。
しかし、直線はスローで先行していた、注07 Karlito カルリトが思い通りの展開で、脚を伸ばしてにげきりました。
G3連勝で、有力G3を勝ち上がりました。
血統
注07 Karlito カルリトは、VIKING’S WAY ヴァイキングズウェイ系レディキャッシュ産駒。
こぼれ話
2022 12 29 木曜 : Vincennes ヴァンセンヌ競馬場
1レース – Prix de Château Chinon シノン城賞 2022
13h50
アトレ – G3 – 80 000ユーロ – 2700m – 15頭
3歳
予想印
–01 Dea Sprint Bar F3 2700 J. Dubois
対02 Diamante Grif F3 2700 D. Thomain
–03 Jazzy du Pré F3 2700 B. Le Beller
–04 Dardo Zack M3 2700 M. Abrivard
–05 Justin Bold M3 2700 J.-F. Senet
–06 Joueuse du Mirel F3 2700 F. Ouvrie
穴07 Jingle Délo M3 2700 A. Barrier
単08 Géricault M3 2700 Ch. Martens
注09 Jeep du Pont F3 2700 J. G. Van Eeckhaute
本10 Don’t Say Gar F3 2700 J.-M. Bazire
–11 Josh Power M3 2700 R. Bouvier
–12 Dubhe Prav M3 2700 S. Mollo
–13 Jorgos de Guez M3 2700 A. Lamy
–14 Jaguar Marancourt M3 2700 G. Gelormini
–15 Joyful Diva F3 2700 B. Rochard
レース予想
イタリア勢が、前走のG3アルベール・レイヨン賞を見ると好調。
アルベール・レイヨン賞勝馬の、本10 Don’t Say Gar ドンセイガールは、バジールドライブ。
これと好勝負だった、対02 Diamante Grif ディアマンテグリフはトマン騎手。
G3で3着した、単08 Géricault ジェリコーは、マルテンス騎手。
単08 Géricault ジェリコーと好勝負している、穴07 Jingle Délo ジングルデロ。
G2クラス2着までだが、このクラスなら、注09 Jeep du Pont ジープデュポンl
レース結果
01着 単08 Géricault Ch. Martens 1’15”7
02着 14 Jaguar Marancourt 1’15”7
03着 11 Josh Power 1’15”9
04着 05 Justin Bold 1’15”9
05着 15 Joyful Diva 1’15”9
06着 12 Dubhe Prav 1’15”9
07着 01 Dea Sprint Bar 1’15”9
08着 注09 Jeep du Pont 1’15”9
09着 対02 Diamante Grif 1’16”0
10着 06 Joueuse du Mirel 1’16”1
11着 04 Dardo Zack 1’16”1
12着 13 Jorgos de Guez 1’16”3
13着 03 Jazzy du Pré 1’16”5
失格 穴07 Jingle Délo -
中止 本10 Don’t Say Gar -
レース展開
好スタートから、前につけた単08 Géricault ジェリコー。
一旦3番手でに下げますが、すかさず先頭を奪い、外から来る馬とは、互いに喧嘩せず直線を迎えると、何とか完封。通算4勝。フランスでは、2度目のG3制覇となりました。
血統
単08 Géricault ジェリコーは、SPEEDY CROWN スピーディクラウン系MUSCLE HILL マッスルヒル産駒。
こぼれ話
勝馬の名は、単08 Géricault ジェリコー。
ルーヴル美術館に行ったことのある人なら、見たことがあるだろう、メデュース号の筏という絵。
作者は、Géricault ジェリコー。
ただ、ルーヴルには、もう一枚、この人の絵が飾られている。
絵の大きさも違うので、確か民衆を率いる自由の女神などの絵がある広大なエリアと違う、上階であったと思うが、競馬の絵だ。
エプソムの競馬という絵であるが、この人、大の競馬ファン。それだけでも、なんだか、カビ臭い歴史の話から、近所のおっさんの話を聞くように親近感がわく。
絵のサイズが、ずいぶんと小さいのは、パトロンがいたか?描きたくて自分で勝手に描いたか?の違いであって、興味の大小ではないと想像している。
実態はどうか知らぬが、PMUのある、ある意味無機質なカフェで、競馬新聞片手に口角泡とばす親父を想像する。
もっとも、100年ほど、時代が違うので、PMUには行けなかっただろうが、カフェにはいたに違いない。
それだけで、こちとらと、差して変わらぬ人物に見え、歴史の教科書に載る太字の名前の人物であるより、よっぽど親近感がわくというものだ。市井のちょっとすごい、濃い親父になるというものだ。
彼が見たであろう馬の何代か後の世代の馬を、僕らが見ている。
そうそう、この馬の名前が、あの画家のGéricault ジェリコーから採られたものかどうか?は知りませんがね。見た瞬間に、もう、そうとしか思えなくなりましたね。ただ、フランス馬ではないですね。丁、独、蘭、仏と渡り歩いています。