ときおり、大物も出現する古馬マイル戦。
遅れてきた晩成か、ここだけの一瞬の輝きか?
いままででは、既にジョッキークラブ賞連帯と実績のあったFuissé フュイッセ。
ここで確実に勝ちを拾うと、ムーランドロンシャン賞G1まで駆け上がる。
日本で母になったSahpresa サプレザもここを通過してサンチャリオット2勝などG1で活躍した。
最近では、裏街道を行く感じのBarney Roy バーニーロイもここを足掛かりに勝ち上がっている。
そんな、活躍馬を見つけられるか?多くは、ここまでで費えるわけだが・・・。
いわくありの馬を探す。
A Shin Erwin エイシンエルヴィンも名前のとおり、日本の馬であるが、ここを勝ったものの、重賞には届かなかった。
2024/05/23 金曜 : ParisLongchamp ロンシャン競馬場
4レース – Prix de Montretout モントルトゥ賞
18h23
平地 – Listed Race – 52 000ユーロ – 1600m – 11頭
4歳以上
予想印
–01 Bullace 01 H6 57 C. Soumillon
–02 Grey Tornado 08 M4 57 C. Demuro
本03 Docklands 06 M4 57 Mlle H. Turner
対04 Anthorus 10 M5 57 T. Piccone
穴05 American Flag 05 M4 57 A. Crastus
–06 Abelard F 02 M6 57 T. Trullier
–07 Caramelito 03 H5 57 T. Bachelot
単08 Russipant Fal 04 M5 57 H. Lebouc
–09 He’s A Monster 09 H4 57 J. W. Doyle
注10 Gamestop 07 M4 57 M. Guyon
–11 Suviana 11 F4 55.5 M. Barzalona
レース予想
リステッドのParadise Stake パラダイスSの僅差2着だった、本03 Docklands ドックランズ。
G2のPrix du Muguet ミュゲ賞出走した、対04 Anthorus アントーラスは、Prix Perth ペルス賞G3など4着実績。
G3のPrix Bertrand du Breuil ベルトランデュブルイユ賞3着実績のある、単08 Russipant Fal ルシパンファル。
プールデッセ4着の、穴05 American Flag アメリカンフラッグ。
2歳G1のPrix Jean-Luc Lagardère ジャン-リュック・ラガルデール賞2着がある、注10 Gamestop ゲームストップ。
これというパッとした存在がいないのだが、何となくここへ来たメンバー構成ではある。勢いで本03 Docklands ドックランズに。
レース結果
01着 07 Caramelito T. Bachelot 1分41秒35
02着本03 Docklands 半馬身
03着 01 Bullace 1.5馬身
04着単08 Russipant Fal 1馬身
05着 02 Grey Tornado 1馬身
06着対04 Anthorus 短クビ
07着注10 Gamestop アタマ
08着穴05 American Flag クビ
09着 06 Abelard F 短クビ
10着 11 Suviana 短クビ
11着 09 He’s A Monster 15馬身
レース展開
好発から、いい手ごたえで、内2番手を進んだ07 Caramelito カラメリト。
ロンシャンのマイルですから、最初上ったら、あとは長い下りというコース。
ただ、内が悪いのか、各馬外々を通っていきますね。
直線外に持ち出すと、騎手の檄に応えて、ジワジワ伸び、前残りのレースを制しました。
ただ、後方から差してきた本03 Docklands ドックランズは、前残りそうな展開のなかいい脚を使いました。
2000ギニーでガリレオゴールドの2着した、マサートMassaat産駒。
血統
07 Caramelito カラメリトは、ミスタープロスペクター系ザラック産駒。母父サドラーズウェルズ系ハリケーンラン。ザラック産駒は、疑似ザルカヴァ産駒なんでしょうね。
母は、マイルのリステッド、Prix Aymeri de Mauleon エムリ・ドゥ・モーレオン賞を3着した馬ではあります。
こぼれ話
2023/05/25 金曜 : ParisLongchamp ロンシャン競馬場
3レース – Prix de Montretout モントルトゥ賞
18h35
平地 – Listed Race – 52 000ユーロ – 1600m – 8頭
4歳以上
予想印
–01 Early Light 05 H5 57 A. Bentahar
本02 God Blessing 06 M4 57 I. Mendizabal
対03 Ancient Rome 08 M4 57 B. Murzabayev
単04 Anthorus 01 M4 57 M. Barzalona
注05 Topgear 03 M4 57 S. Pasquier
–06 Reshabar 02 M6 57 C. Demuro
–07 Russipant Fal 07 M4 57 H. Lebouc
穴08 Yoozuna 04 M4 57 M. Guyon
レース予想
ムーランドロンシャン4着の、本02 God Blessing ゴッドブレッシング。
プールデッセ4着、対03 Ancient Rome アンシアンローマ。
G3エドモンブラン賞4着の単04 Anthorus アントリュス。
G3エクリプス賞を勝ち4連勝の注05 Topgear トップギア。
リステッドのジャックラフィット賞2着の穴08 Yoozuna ユーズナ。
レース結果
01着 07 Russipant Fal H. Lebouc 1分38秒22
02着注05 Topgear 3/4馬身
03着穴08 Yoozuna 3/4馬身
04着単04 Anthorus 短アタマ
05着対03 Ancient Rome 2馬身
06着 06 Reshabar アタマ
07着本02 God Blessing 1.5馬身
08着 01 Early Light 6馬身
レース展開
少々縦長の展開の中2番手集団の最後方で全体6番手ほどを進む07 Russipant Fal ルシパンファル。
直線は外に持ち出すと、じわじわ伸びて、最後は先頭でゴール。
血統
07 Russipant Fal ルシパンファルは、ダンジグ系RUSSIAN CROSS ルシアンクロス産駒。中距離G2ギョームドルナノ賞勝馬。母父ストームバード系FOREST WILDCAT フォレストワイルドキャット。この馬は勝倉G3にとどまる。
こぼれ話
2022/05/26 木曜 : ParisLongchamp ロンシャン競馬場
7レース – Prix de Montretout モントルトゥ賞
20h15
平地 – Listed Race – 52 000ユーロ – 1600m – 14頭
4歳以上
ときおり、大物も出現する古馬マイル戦。
遅れてきた晩成か、ここだけの一瞬の輝きか?
いままででは、既にジョッキークラブ賞連帯と実績のあったFuissé フュイッセ。
ここで確実に勝ちを拾うと、ムーランドロンシャン賞G1まで駆け上がる。
日本で母になったSahpresa サプレザもここを通過してサンチャリオット2勝などG1で活躍した。
最近では、裏街道を行く感じのBarney Roy バーニーロイもここを足掛かりに勝ち上がっている。
そんな、活躍馬を見つけられるか?多くは、ここまでで費えるわけだが・・・。
いわくありの馬を探す。
A Shin Erwin エイシンエルヴィンも名前のとおり、日本の馬であるが、ここを勝ったものの、重賞には届かなかった。
予想印
本01 Djo Français M4 59 J.-C. Rouget
対02 Fort Payne M4 57 T. Trullier
–03 Baradar H4 57 N.-G. McCullagh
–04 Raadobarg M4 57 B. Coen
–05 Longvillers M4 57 G. Benoist
単06 Millebosc M4 57 R. Mangione
注07 We Ride The World H7 57 A. Crastus
–08 Bois d’Argent H5 57 C. Soumillon
–09 Jeri H5 57 G. Mossé
–10 Rock Blanc H5 57 O. Peslier
–11 Rhythm N Rock H4 57 A. Lemaitre
穴12 Sky Power H5 57 S. Pasquier
–13 Intégrant M4 57 M. Guyon
–14 Reshabar M5 57 A. Starke
レース予想
難解ですね。
そんな時は評価軸を探すに限ります。
まずは、ドーヴィルのG3ダフニ賞3着本01Djo Français ジョーフランセ。G3ダフニ賞2馬身差3着。
これと好勝負しているのが、対02Fort Payne フォールペイヌで前走本01Djo Français ジョーフランセとはアタマ差でした。
この馬、クラシック戦線でG3ギッシュ賞でも3着してますが、相手はジョッキークラブ賞3着馬の単06Millebosc ミルボスクですから、それなりに評価していいでしょう。
G3カンセイ賞の僅差4着5着の穴12Sky Power スカイパワーと注07We Ride The World ウィライドザワールドもここでは、一つ下のクラスで、上位候補に。
レース結果
01着 09 Jeri G. Mossé 1’37”26
02着 05 Longvillers 1.5馬身
03着 08 Bois d’Argent 短アタマ
04着穴12 Sky Power 3/4馬身
05着注07 We Ride The World 1.25馬身
06着 10 Rock Blanc 短アタマ
07着本01 Djo Français 2.5馬身
08着 04 Raadobarg クビ
09着 14 Reshabar クビ
10着対02 Fort Payne 4馬身
11着 03 Baradar 3馬身
12着 13 Intégrant 4馬身
13着 11 Rhythm N Rock 2.5馬身
レース展開
ごった返す前半。
そんななか、前目でレースを進めた09Jeri ジェリが、そのまま押し切りました。
後続は、前と脚色同じで届かず。
血統
勝ったJeriは、ダンジグ系LAWMAN ロウマン産駒。母父サドラーズウェルズ系ガリレオ。
この馬、さかのぼると、母の名にCocotte ココットが出てきます。
何か見たことある名前だなと思ったら、ピルサドスキーの母でした。
こぼれ話
ピルサドスキーはピウスツキのこと、という話で、外国馬名表記の話があるが、ポーランド語の場合、アルファベットのLに横棒がついたアルファベットを使う。
それゆえ、ルではなく、ウに近い発音になるのであろう。
ポーランドの学習をしたことがあるので、歴史知らずとも、これに関して、なんとなく発音はわかるのだが、これは、むつかしいですよね。ポーランド語が英語業記されたものを見て日本語にするのですから。
ちなみに、ポーランド語では、Wは英語のVのように発音するので、ワルシャワといえば、別の言葉になる。ポーランド語風に、ヴァルシャヴァと書けばいいか。いやいや難しい。ほんとに、むつかしい。
フランス語だって、オック語とオイル語がありして、ブルトン語、アルザス語もあれば、バスク語は全く違いますしね。
このあたり、国ごとに存在する規則うんうんより、面白い!と思って、文化的に接するのがよろしいかと。
ピルサドスキーの父は、ダンジグです。ダンジグはダンツィヒなのか、ダンチヒなのか?ダンジグなのか?
これも、現在ポーランドである、昔ドイツ騎士団がいた所の地名であって、どんな読み方が正しいのかは、なんだかよくわからない。
そういう馬が、今や世界の競馬を席巻する馬名となっているわけだが、そうやって考えると、スラブ語のチェコの競馬と、ポーランドの競馬と、その他欧州各国と、ラテン、ゲルマンの馬のつながりは広く深い。
そして、キンツェムを生んだ、ハンガリーはまた違う言語ですしね。
日本語はもっと違いますからね。